五島海岸
 
 五島海岸では、起重機船を使った、海の側からの離岸堤の復旧工事だけでなく、陸の側から海に向かって、突堤工を作る工事も行なわれています。
 
五島海岸
 
 
五島海岸
 
 
 海に向かって、突堤工を作る工事に使うテトラポッドで、大きさとボリューム(体積)から推測して、1個20トン位有りそうです。
 
 見た事の無い形状のテトラポッドです。
 
五島海岸
 
 
 奥の方に並んでいるテトラポッドと、手前に並んでいる四角いコンクリートのブロック?を使って、太平洋の荒波にも耐えられるような、頑丈な突堤工を作るようです。
 
五島海岸
 
 
 突堤工の工事現場の少し西に在る、四角いコンクリートのブロック?を使った突堤工で、四角いコンクリートのブロック?の孔や、隙間から下を見ると、築堤マットのような、頑丈な針金のカゴの中に、大きな石を摘めた物が見えます。
 
五島海岸
 
 
 上記の突堤工の海に面した先端の部分です。
 
五島海岸
 
 
 築堤マットという物で、直方体の形(弁当箱のような形)をした頑丈な針金のカゴの中に、大きな石を摘めた物です。
 
 これを海底に設置して、その上にテトラポッドを設置するようです。
 
五島海岸
 
 
 海に向かって行なわれている、テトラポッドを設置する前段階の工事のようですが、砂地の海底に打ち込んだ鋼矢板の列(壁)が、大きな波の力で傾いてい、余り順調ではないように見えます。
 
 毎週末の土曜日か、日曜日に、天竜川の河口の西岸の辺りに早朝散歩に行き、散歩途上に見ていますが、長らく、余り変わっていないように見えます。
 
五島海岸
 
 
 西側から見ると
 
五島海岸
 
 
 前記の突堤工の西側の砂浜や砂丘に、大きな石やコンクリート片が散らばっていますが、これらは、過去に、この海岸に築かれていたコンクリート製の堤防の残骸です。
 
 堤防の断面が、上の辺が短い台形で、三角形に近い高い堤防が海に沿って築かれていましたが、内部までコンクリートではなく、内部は土砂や石だった為か、外側のコンクリートが波の力で破壊されると、壊れた所から、波の力で徐々に堤防の崩壊が進み、最後には堤防全てが崩壊してしまい、コンクリートの大きな壁のような物が、海岸に折り重なるように散らばっていましたが、長い年月の間には、波の力でバラバラになってしまいました。
 
五島海岸
 
 
 鋼矢板の列(壁)で囲まれた中に土砂が詰め込まれています。
 
 工事が始まってから一年ほど経過しましたが、完成までには未だ月日を要しそうです。
 
五島海岸
 
 
 鋼矢板の列(壁)で囲まれた上に、コンクリートを施工する工事が始まりました。
 
 工事が始まってから一年ほど経過しましたが、完成までには未だ月日を要しそうです。
 
五島海岸
 
 
五島海岸
 
 
五島海岸
 
 
 鋼矢板の列(壁)で囲まれた上の先端まで、コンクリートを施工し終わったようです。
 
 次の工事は、突堤のコンクリートの上をクローラークレーンが先端まで進み、そこから、クレーンで海に「築堤マット」やテトラポッドを設置するのだろうか。
 
 鋼矢板を使った突堤は、鋼矢板が海水で腐食して、徐々に鋼矢板の厚さが減ってくるので、半永久的な構造物ではないように思えます。
 
 建設後、半世紀以上経過しているかも知れませんが、浜名湖の今切れ口の導流堤では、鋼矢板が海水で腐食して、朽ち果てて消滅し、鋼矢板の凹凸だけが残ったコンクリートの部分も見られます。
 
五島海岸
 
 
 天竜川の西岸の堤防道路から望む富士山です。
 
富士山
 
 
 突堤工を建設している工事現場にクローラークレーンが二台現れました。
 
五島海岸
 
 
 手前の最大吊り上げ荷重200トンのクローラークレーンと、奥の方の最大吊り上げ荷重150トンのクローラークレーンを使って、突堤工の周りに、テトラポッドを設置する作業を開始しました。
 
五島海岸
 
 
五島海岸
 
 
 突堤工の東側にテトラポッドを少し設置した後、クローラークレーンが二台とも姿を消し、堤防道路から突堤工に至る間の広範囲の、砂丘の上に敷き詰められていた工事用鉄板も撤去されました。
 
 未だ海岸の砂浜に、テトラポッドが大量に並べられていますので、突堤工が完成したようではないです。
 
五島海岸
 
 
 上記と同じ工事現場の堤防道路の脇に、別の工事の表示板が立ちました。
 
 天竜川の河道を掘削(浚渫?)した土砂を、ダンプカーで運んで、この付近の海岸に入れるようです。
 
 突堤工の東側に設置したテトラポッドの上端のラインが、海に向かって大きく傾斜していますので、突堤工の先の方の海の水深が深過ぎて、このままテトラポッドを設置すると、テトラポッドが完全に水没してしまって、計画通りの目的を果たせないので、上記の工事で、突堤工の先の方の海の水深を浅くしてから、テトラポッドを設置するのだろうか?
 
 あるいは、予定通りの工程で工事が進んでいるのだろうか?
 
五島海岸

 
 
 堤防道路から突堤工の工事現場に向けて、再度、砂丘の上に工事用鉄板が敷かれました。
 
 工事用鉄板は建設会社がリース会社から借りている物なので、工事を請け負う建設会社が変わると、工事を請け負っている建設会社が、その都度、工事用鉄板を敷き直すようです。
 
五島海岸

 
 
 突堤工の西側に大量の土砂が入れられました。
 
 海岸に打ち寄せる波の力で土砂を海に引き込み、海に引き込まれた土砂を、西から東に向かって流れている潮流で、土砂を徐々に突堤工の東側に移動させて、突堤工の東側に土砂を堆積させるようです。
 
 突堤工の東側に設置したテトラポッドを、一度、撤去しなくても良いのだろうか?
 
五島海岸
 
 
 突堤工の西側に大量に入れられた土砂が、二週間ほど経過したら、波の力で海に引き込まれて、相当減りました。
 
 海岸に打ち寄せる波が、海岸の土砂を海に引き込む作用は相当なものだと思います。
 
五島海岸
 
 
 上記とは逆に、海岸に沿って離岸提が築かれてれている海岸には、奥行きの長い広大な砂丘が形成されています。
 
 砂丘に、大きな石やコンクリート片が散らばっていますが、これらは、過去に、この海岸に築かれていたコンクリート製の堤防の残骸です。
 
 堤防の断面が、上の辺が短い台形で、三角形に近い高い堤防が海に沿って築かれていましたが、内部までコンクリートではなく、内部は土砂や石だった為か、外側のコンクリートが波の力で破壊されると、壊れた所から、波の力で徐々に堤防の崩壊が進み、最後には堤防全てが崩壊してしまい、コンクリートの大きな壁のような物が、海岸に折り重なるように散らばっていましたが、長い年月の間には、波の力でバラバラになってしまいました。
 
五島海岸
 
 
 離岸提が沈下して、新たにテトラポッドを積み増して、離岸提を嵩上げする必要の有りそうな離岸提も見られます。
 
五島海岸
 
 
 海岸の砂丘に自生している「ハマボウフウ」で、中心の白いカリフラワーのような部分は、咲きかけの蕾みです。
 
 食べられるようで、栽培もされていて、比較的値段の高い山菜?のようです。
 
ハマボウフウ
 
 
 上記は五島海岸の砂丘ですが、下の写真は今切れの砂丘で、砂丘の砂が崩れて「ハマボウフウ」のゴボウのような根が露出しています。
 
 海岸の砂丘に自生している植物は、水分を求めて砂地の深くまで根を張っています。
 
ハマボウフウ
 
 
 海岸の砂丘に自生している「ハマヒルガオ」です。
 
ハマヒルガオ
 
 
 海岸の砂丘に自生している「ハマエンドウ」です。
 
ハマエンドウ
 
 
 未だ時期が早いので、少ないですが、「サヤエンドウ」の莢に似た「ハマエンドウ」の莢も見られます。
 
ハマエンドウの莢
 
 
 「ハマエンドウ」の莢は「サヤエンドウ」の莢に比べて相当小ぶりですが、沢山自生しているので、大量に採取可能ですが、採取している人を見たことが有りません。
 
 成長した莢には緑色の豆も入っています。 
 
ハマエンドウの群落
 
 
 海岸の砂丘に自生している「コウボウムギ」です。
 
コウボウムギ
 
 
 上記は五島海岸の砂丘ですが、下の写真は今切れの砂丘で、砂丘の砂が崩れて「コウボウムギ」の根が露出しています。
 
 海岸の砂丘に自生している植物は、水分を求めて砂地の深くまで根を張っています。
 
コウボウムギ
 
 
 今切れの砂丘に自生している「コウボウムギ」の群落です。
 
コウボウムギ
 
 
 海岸の砂丘に自生している「コウボウムギ」の親戚?の「コウボウシバ」です。
 
「コウボウシバ」の親戚?
 
 
 海岸の砂丘に固有の植物?のハマニガナです。
 
ハマニガナ
 
 
 前記の突堤工を建設している工事現場で新たな工事が行なわれるようです。
 
五島海岸
 
 
 上記の突堤工を建設している工事現場で新たな工事が行なわれるようです。
 
 この工事で、ほぼ完工のようです。
 
五島海岸
 
 
五島海岸
 
 
 完成したようです。
 
 
五島海岸
 
 
五島海岸
 
 
 
 
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