柑橘類の接木・その3
 
 2018年の夏に、柑橘類の木に少し接ぎ木をしてみました。
 
 一昨年、昨年と庭のあちらこちらにデコポンを高接ぎして、生長した枝にデコポンが沢山生っていて食べ切れないので、買って来た苗から育てたデコポンの木の片側半分を、9月の初め頃から食べられる、「日南の姫」という超極早生の温州ミカンに品種変更することにしました。
 
 2018年7月2日に、デコポンの木の東側半分の枝の10ヶ所に、「日南の姫」の穂木を接ぎ木し、9ヶ所が活着して芽が出て、枝葉が生長しています。
 
柑橘類の接木
 
 
 既に宮川早生温州ミカンの木の一部分を、高接ぎでポンカンに変更してある木の、宮川早生温州ミカンの1本の枝の3ヶ所に、2018年7月2日に、「ハルミ」の穂木を接ぎ木し、3ヶ所とも活着して芽が出て、枝葉が生長しています。
 
柑橘類の接木
 
 
 5年ほど前に芽接ぎをしたポンカンに加えて、一昨年、昨年と庭のあちらこちらにポンカンを高接ぎして、生長した枝にポンカンが沢山生っていて食べ切れないので、買って来た苗から育てたポンカンの木の片側半分を、「青島温州ミカン」に品種変更することにしました。
 
 2018年7月2日に、ポンカンの木の東側半分の枝の8ヶ所に「青島温州ミカン」の穂木を接ぎ木し、5ヶ所が活着して芽が出て、枝葉が生長していますが、3ヶ所の穂木は完全に枯れました。
 
 接ぎ木の成績が思わしくない原因は、買って来た苗から育てた「青島温州ミカン」の木も、高接ぎをした「青島温州ミカン」の枝も、全体に万遍なく実が生っていて、実が生っていない枝が、ほとんど無く、実が生っている枝は「勿体無い」ので切れず、勢いの有る穂木が得られなかった為と思われます。
 
柑橘類の接木
 
 
 買って来た苗から育てた、9月の初め頃から食べられる、「日南の姫」という超極早生の温州ミカンの木の横に植えて有って、実が落果し易くて効率の悪い「ネーブル」の枝を切り過ぎて、木の大部分が枯れて、幹元から出た枝だけが「しぶとく」生き残っている「ネーブル」の枝の生命力に期待して、その枝の5ヶ所に、2018年7月21日に、「日南の姫」という超極早生の温州ミカンの穂木を接ぎ木してみました。
 
 3ヶ所の穂木が活着して芽が出て、枝葉が生長していますが、2ヶ所の穂木は完全に枯れました。
 
 接ぎ木の成績が思わしくない原因は、接ぎ木をした時期が、夏枝が出て生長する時期を過ぎていた為ではと思います。
 
 夏に接ぎ木を行う緑枝接ぎは、春に行う接ぎ木以上に、接ぎ木をする時期が重要だと思いました。
 
柑橘類の接木
 
 
 
 
 
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