我が家の庭に実った柑橘類
 
 
温州ミカン(宮川早生)
 
我が家の庭の柑橘類
 
 宮川早生・温州ミカンは、私が「接木」をして増やした木が、我が家の庭全体で、20本ほどあり、ミカンを適度に間引く摘果を全くしないので、ミカンが沢山なった翌年は、なるミカンが少なく、その翌年は、またミカンが沢山なるを繰り返す、隔年結果をしますが、それぞれのミカンの木の隔年結果が、まちまちの為、庭全体では、毎年、多過ぎて数えられませんが、3000個程度はなっていると思います。
 
 母はミカンが好きで、毎食後に2個位ずつ食べます。
 
 私は、庭に食べ切れないほど沢山のミカンがなっていると、あまり食べる気になりませんが、気が向けば食べます。
 
 思い返せば、今から15年位遡った過去の、未だ我が家の庭に温州ミカンが無かった頃、冬に母がスーパーに買い物に行くと、よく、温州ミカンやイヨカンなどを買って来て、母が「食べめえか」と言い、二人でミカンを毎日、それぞれ一個ずつ食べていました。
 
 母がミカンを買ってまで食べるほど好きなら、我が家の庭は広いので、「母が思う存分にミカンを食べられる」ようにしようと、植木の産地の農協直営の「緑化木センター」で、温州ミカン(宮川早生)の苗を1本買って来て庭に植えました。
 
 当時でも母は高齢でしたので、庭で、できるだけ早くミカンを結実させたくて、「接木の仕方」の本を読み、「既に結実している果樹の枝に接木をすると、早期に結実する」ことと、「芽接という手法を使うと容易に接木ができる」ということを知り、芽接の適期の9月初旬頃に、未だ植えたばかりの温州ミカンの苗から芽を採取して、その芽を、庭に有った、既に沢山結実していたハッサクの木の高い位置の枝に接いだら、簡単に活着しました。
 
 翌年の春には芽接をした芽が成長し始め、秋には小指ほどの太さの枝に成長し、その翌年の春には蕾が付き、ミカンの花が咲き、小さな枝に20個ほどのミカンが結実し、そのミカンが夏に見る見る生長し、ミカンの枝がミカンの重さで折れそうなほど「たわわに実り」、その重みでミカンの枝が半分折れかかりましたが、その枝を上から紐で吊り下げて支え、そのミカンが色付いてきた10月初旬に収穫して母と食べました。
 
 接木をしてから二年強で、我が家の庭で収穫したミカンを食べられ、その味は格別でした。
 
 庭に植えた温州ミカンの苗が、植えた翌年には成長して、芽接用の芽が沢山得られ、その芽を、既に庭に有って、実が沢山なっていたハッサクやネーブルの枝や、庭に沢山生えていた夏ミカンなどの実生苗に接いだら、思いのほか活着率が良く、それが二年ほどで、蕾が付き始め、5年ほどで、ふんだんにミカンを食べられるようになりました。
 
 その後も、毎年、芽接の適期の9月初旬に接木を続け、数年後には、それらのミカンの木も生長して、庭中に沢山のミカンがなり、ミカンを食べ切れなくなりました。
 
 
 
 
 
温州ミカン(宮川早生)
 
我が家の庭の柑橘類
 
 メジロは柑橘類の果皮にある「油球の油」の苦味が嫌いなようですが、温州ミカンは果皮が比較的薄いので、メジロが果皮に穴を開け易く、温州ミカンが色付くと、メジロが果皮に穴を開けミカンを食べ始め、1月になると、我が家の庭に常駐するメジロが増えて、メジロが庭を飛び交い、沢山のミカンを食べ、メジロの楽園のようになります。
 
 
 
 
 
温州ミカン(青島)
 
我が家の庭の柑橘類
 
 宮川早生・温州ミカンより熟すのが遅い、青島・温州ミカンが庭に1本あり、沢山ミカンがなっています。
 
 青島・温州ミカンは、宮川早生・温州ミカンより旨いといわれていますが、同時に食べ比べると、宮川早生・温州ミカンの方が、より熟して糖度が上がっているので、青島・温州ミカンの方が旨いとは感じません。
 
 
 
 
 
ユズ
 
我が家の庭の柑橘類
 
 ユズが沢山なりますが、ユズを料理に使うほど凝った料理は作れませんので、ユズは入浴剤の代わりに風呂に浮かべるぐらいしか用途がありませんが、面倒なので冬至の日にもユズを風呂に浮かべません。
 
 
 
 
 
ポンカン
 
我が家の庭の柑橘類
 
 他のミカンの木の枝に接木した木も含めて、ポンカンが4本ほどあり、沢山実がなり、熟せば相当に甘いのですが、種が多くて食べ難いです。
 
 
 
 
 
イヨカン
 
我が家の庭の柑橘類
 
 イヨカンは、果皮が硬くて皮を剥き難く、中の砂袋も、一つ一つに分離し難く、食べ難いです。
 
 
 
 
 
キンカン
 
我が家の庭の柑橘類
 
 キンカンの木が2本あり、キンカンが沢山がなりますが、用途が無く、ヒヨドリが小さな実は丸呑みにし、大きい実はもぎ取って、樹上などで、ゆっくりと食べます。
 
 
 
 
 
ネーブルと夏ミカン
 
我が家の庭の柑橘類
 
 夏ミカンの木に接木したネーブルの枝が成長して、左上の部分にネーブル、その他の部分には夏ミカンがなっています。
 
 この夏ミカンの高木には、ネーブルの他にも、温州ミカン(宮川早生)も接木してあり、1本の木に、夏ミカン、ネーブル、温州ミカン(宮川早生)がなります。
 
 ネーブルの木が何本か有って、熟すとネーブルが自然に落ちてきて、自然に落ちたネーブルは完熟していて、パイナップルのように甘くて芳香も強くて旨いのですが、食べる量より、落ちてくるネーブルの方が遥かに多くて食べ切れません。
 
 
 
 
 
キンカンとネーブル
 
我が家の庭の柑橘類
 
 キンカンの木の樹上高くに、夏ミカンの木に接木したネーブルがなっています。
 
 
 
 
 
 
 
ネーブルとハッサク
 
我が家の庭の柑橘類
 
 ハッサクの木に、ネーブルと温州ミカンを接木したので、1本の木にハッサクとネーブル、温州ミカンがなっています。
 
 
 
 
急性硬膜下血腫という大怪我を乗り越えた私の母