海岸の砂浜
 
 「今切れ」の浜名バイパスの南側に広い砂丘が在り、東に向かって、砂丘と砂浜が天竜川の西岸へと続いています。
 
 180度のパノラマ撮影をしようとしましたが、東の方向にターンしていく途中の、南南東の方向で露出オーバーになり、自動的に撮影が終了してしまいます。
 
砂丘
 
 
 「今切れ」の浜名バイパスの南側の砂丘には、木の杭が打って有り、杭にロープが張られていて、広大な範囲の砂丘がロープで囲われていて、野鳥や海浜植物などを保護する為に、立ち入り禁止になっています。
 
砂丘
 
 
 
砂丘
 
 
 ロープで囲われていて、立ち入り禁止になっている砂丘より、東の砂丘は立ち入り禁止には成っていないようですが、ロープで囲われている砂丘と同様に、希少な野鳥の繁殖地や、海岸固有の植物の生育地ですので、余り砂丘には立ち入らない方が良いのではと思います。
 
砂丘
 
 
 風紋のできた砂地にカニの掘った穴が有り、穴の周りに掘り出した砂が見られます。
 
 カニの掘った穴には、大小さまざまな直径の穴が有り、大小さまざまな大きさの、同一種のカニが居るようです。
 
砂浜
 
 
 穴の周りに掘り出した砂や、カニの足跡が見られます。
 
砂浜
 
 
 穴の主のスナガニで、砂地のような色や模様をしていて、隠蔽的な擬態で見つかり難くしています。
 
砂浜
 
 
 スナガニは警戒心が強くて、穴の入り口に半分体を出して周囲を警戒してい、動体視力が良いのか、カニを見つける前に、遠方から周りのわずかな動きを察知して、穴に隠れてしまい、ほとんど撮影できません。
 
 日の出前の、未だ薄暗い時間帯に砂浜を散歩していると、稀に逃げ遅れたスナガニが、右往左往して逃げ回り、慌てて、近くの他ガニの巣穴に逃げ込みます。
 
 その後どうなるのかは、見届けた事は有りませんが、多分、穴の持ち主のカニに追い出されるのでは。
 
砂浜
 
 
 スナガニは夜行性で、暗くなると巣穴から出てきて、餌を探す為に辺りを歩き回り、日の出の前の時間に、周りが薄明るくなってくると、自分の巣穴に入って隠れてしまいます。
 
 スナガニの足跡で、足が多いので一匹でも沢山の足跡が残ります。
 
 ちなみに、この足跡は「横歩き」です。
 
砂浜
 
 
 砂浜を早朝散歩していると、砂地にスナガニの足跡が沢山見られますが、スナガニの足跡には「横歩き」と「縦歩き」が有り、その割合は、ほぼ半々位のようです。
 
 写真の上の方の左右に延びた足跡が「横歩き」で、写真の左下から斜め右上に延びている足跡が「縦歩き」です。
 
 スナガニが急いで逃げる時には、「横走り」で逃げますので、移動速度を重視する時には「横歩き」、餌などを探しながらゆっくりと歩く時には、前に向かって「縦歩き」で前進するのかも知れません?
 
 写真の下の方に「チドリ」の足跡も有ります。
 
砂浜
 
 
 砂浜と砂丘の境の上り斜面の砂地に、海岸に生息している「ダンゴ虫」が掘った巣穴?が沢山有ります。
 
 穴の周りの砂の量から推測して、巣穴?は極く浅く、体が砂に埋まればよいのかも知れません。
 
 「ダンゴ虫」が、自分の掘った巣穴?を覚えているとは思えませんので、日が昇って、日差しが強くなってくると、沢山有る穴で、手近な他虫の穴に入るのではと思います。
 
 立ち止まって見ていると、一つの穴をめぐって、二匹の「ダンゴ虫」が穴の奪い合いをしている事が有ります。
 
砂浜
 
 
 一般的な陸地のダンゴ虫は、見た目にあまり差が無く、個性が有りませんが、海岸に生息している「ダンゴ虫」は、個体ごとに、模様や色が微妙に異なり個性が有ります。
 
 浜名湖で潮干狩りをしていて、泥底に生息しているアサリは黒っぽい「くすんだ色」で、見た目に個性が無いのに対して、砂地に生息しているアサリは、模様や色がさまざまで個性が有るのに似ています。
 
 海岸の砂を拡大してみた事は有りませんでしたが、写真を見ると「石英」の砂粒が多いようです。
 
砂浜
 
 
 海岸の砂浜に打ち上げられていた漁業用の浮きで、浮きに漢字が記されていますが日本語ではないようです。
 
 300メートルほどの間に、中国製?の浮きが3個も漂着していたので、全国の海岸には相当大量の浮きが漂着しているのでは。
 
 なお、日本製の漁業用の浮きも沢山漂着しています。
 
漂着物
 
 
漂着物
 
 
漂着物
 
 
 アカウミガメが産卵の為に、海岸に上陸して来た際のヒレの跡です。
 
 行きの際のヒレの跡では?
 
砂浜
 
 
 アカウミガメが産卵した場所です。
 
 自然保護団体が、既に卵を掘り出して、アカウミガメの卵を孵化させる施設に移した後か、あるいは、とりあえず、目印に木の棒を立てて有るのかは分かりません。
 
砂浜
 
 
 アカウミガメが産卵した場所から去って行った際のヒレの跡です?
 
 アカウミガメが這って移動したヒレの跡を見ると、アカウミガメは産卵した後、一直線に海に向かって帰って行くのではなく、広い範囲の砂浜を、あっちに這って行ったり、こっちに這って行ったり、さまざまな方向に蛇行したり、大きな円を描いて一周したりと、長い距離を這い回った後に、海に向かって帰って行きます?
 
 上記の行動は、産卵した場所を分かり難くしているのでは。
 
砂浜
 
 
 いよいよ、アカウミガメが海に向かって帰って行った際のヒレの跡です?
 
砂浜
 
 
 別の日に、上記の産卵場所から800メートルほど?東の海岸の砂浜に、別のアカウミガメ?が産卵の為に上陸して来た際のヒレの跡です。
 
 上陸して来た後に雨が降った為にヒレの跡が不鮮明になっています。
 
砂浜
 
 
 アカウミガメが産卵した場所です。
 
 自然保護団体が、既に卵を掘り出して、アカウミガメの卵を孵化させる施設に移した後か、あるいは、とりあえず、目印に木の棒を立てて有るのかは分かりません。
 
 波打ち際から相当離れた砂浜の奥の方で、浜名バイパスの南に在る砂丘の近くです。
 
砂浜
 
 
 アカウミガメが海に向かって帰って行った際のヒレの跡が写真の中央?で、写真の左端が、産卵の為に上陸して来た際?のヒレの跡です。
 
 このアカウミガメは、波打ち際から相当離れた砂浜の奥の方に産卵場所を選び、ほぼ一直線に産卵場所に向かい、産卵した後は、ほぼ一直線に海に向かって帰って行っています。
 
 前記のアカウミガメとは行動パターンが異なりますので、前記のアカウミガメと、このアカウミガメは全くの「赤の他亀」ではと思います。
 
砂浜
 
 
 「今切れ」の砂丘の上から望む日の出です。
 
砂丘
 
 
 未明に、超大型の台風が御前崎市付近に上陸した日の朝の海です。
 
荒波
 
 
 
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