伊良湖水道・その1
 
 2016年の夏
 
 海上保安庁の、「伊勢湾海上交通センター」のホームページで、伊良湖水道を通航する大型船や巨大船の通航時刻を、「大型船入航予定」の予定表で見みられますので、ある程度以上の大きな船は、伊良湖水道や伊勢湾内を通航するのに、同センターへの「航路通報」の届出が必要のようです。
 
 大型船や巨大船が、それぞれ同じような間隔で、伊良湖水道を通航して伊勢湾に入って来、また、太平洋から伊良湖水道を通航して、伊勢湾に入って来る大型船や巨大船と、伊勢湾から、伊良湖水道を通航して太平洋に出て行く大型船や巨大船とが、伊良湖水道で擦れ違う事がありませんので、それぞれの大型船や巨大船が通航する時刻を、「伊勢湾海上交通センター」が調整(通航管制)しているようです。
 
 伊良湖岬の山の上の建物が「伊勢湾海上交通センター」で、伊良湖岬と右手の神島の間の伊良湖水道を通航して、大型船や巨大船を始め、大小さまざまな船が伊勢湾に出入りします。
 
 「伊良湖水道航路」の幅は約1,200メートル、長さは約3,900メートルで、大型船や巨大船が頻繁に通航する航路としては狭いのでは。
 
 伊良湖港の、伊良湖水道に面した堤防の上で、魚釣りをしている人の姿を見ますので、堤防に立ち入れるようですので、堤防の上から見れば大型船や巨大船を間近から見れますが、何もせずに、炎天下の堤防の上に長時間突っ立っているのは?
 
 なお、翌年の夏に、伊良湖港の西側に在る「恋咲公園」を通って、伊良湖水道に面した堤防の方に行ってみたら、堤防の上に、「関係者以外立ち入り禁止」の立て札が立っていましたので、堤防の上で魚釣りをしている人々は、「立ち入り禁止」の立て札を無視して、堤防の上に立ち入っているようです。
 
 伊良湖岬の周りの海岸に沿って、歩道が設けられているようですので、伊良湖港に在る、二百台収容の公共の無料の駐車場か、恋路ヶ浜の方に在る、数百台?収容の無料の駐車場に車を置いて、徒歩で伊良湖岬の最先端の海岸に行けば、伊良湖水道を通航する大型船や巨大船を、最短距離から見れますが、恋路ヶ浜の方から、観光バスで乗り付けた団体の観光客が、ぞろぞろ来そうな歩道に長時間突っ立っているのは?
 
 実際に、過去に、恋路ヶ浜の方に在る、数百台?収容の無料の駐車場で、観光バスで乗り付けた団体の観光客が、ぞろぞろと、伊良湖岬遊歩道を通って、伊良湖岬灯台の方に歩いて行くのを見た事が有ります。
 
伊勢湾海上交通センター
 
 
 「伊勢湾海上交通センター」のホームページで、「大型船入航予定」の予定表を見たら、明日の朝の8時35分と、9時00分に、伊良湖水道を16万トンのタンカーが二隻通航する事になってい、午前5時台や6時台にも、大型船や巨大船が沢山通航する事になっているので、明日の朝、晴れていたら、早朝散歩がてら行ってみようと思いました。
 
 翌朝になり、天気予報が「晴れ」になってい、空を見て星が見えていたので、午前4時33分頃に自宅を出発して、浜名バイパス(国道1号線バイパス)と、渥美半島の表浜街道(国道42号線)をひた走り、午前5時42分頃に伊良湖に到着しました。
 
 なお、下は再利用の写真です。
 
伊良湖
 
 
 船体の側面に製鉄会社名が描かれていますので、鋼材を運ぶ船ではと思います。
 
 知多半島の東岸の北部の衣浦臨海工業地帯に、大手の製鉄会社、二社が合併してできた製鉄会社の工場(以前は日本鋼管?)が在り、「鋼管」を生産しているようですので、その製品を運んでいるのかも知れません。
 
鋼材運搬船
 
 
 「伊勢湾海上交通センター」のホームページに掲載されている、「大型船入航予定」の予定表を見ると、伊良湖水道を通航する大型船や巨大船の種類としては、「コンテナ船」が最も多いです。
 
 ほとんどのコンテナ船が、名古屋港に向かう伊勢湾内の航路を、西北方向に航行して行くか、逆に、名古屋港の方から、伊勢湾内の航路を東南方向に航行して来て、伊良湖水道を通航して太平洋に出て行くかです。
 
 海上コンテナ専用の大型トレーラーと組み合わせて運用すると、貨物の発送から、目的地への到着まで、ガントリークレーンや、超大型のフォークリフトで荷役作業を出来、手間要らずで、安全確実に運べるので、海上輸送による物流の主流では。
 
 海上コンテナによる輸送は、トラック便に比べて輸送に日にちを要しますが、運賃のコストが安いのでは。
 
 なお、「大型船入航予定」の予定表を見ても、見当たらない大型船や巨大船も通航しますので、前日に印刷した「予定表」だと、「予定表」の情報が最新ではない為では。
 
 「伊勢湾海上交通センター」への「航路通報」の届出は、数時間前でも良いのかも知れません。
 
 逆に、「予定表」に記載されていても、その時刻に通航しない大型船や巨大船も有ります。
 
 やはり、前日に印刷した「予定表」だと、「予定表」の情報が最新ではない為では。
 
 以後、当日の早朝に「予定表」を印刷するようにしました。
 
 「伊勢湾海上交通センター」のホームページで、大型船や巨大船が、伊良湖水道を通航する一週間前からの「予定表」を見られますが、通航する四日、五日前の「予定表」と、通航する前日や前々日の「予定表」では、伊良湖水道を通航する時刻と船の順番が、かなり入れ替わっている事も有りますので、徐々に、伊良湖水道に近づいて来るにつれて、伊良湖水道に到着する正確な時刻が分かってくるからでは。
 
 なお、総ての船では有りませんが、「予定表」に記載されている「船名」を、「マウス操作の左押しドラッグ」で範囲指定(反転)して、「マウス操作の右クリック」で、メニューを表示して「Googleで検索」を選択すると、検索結果の上位に、その船の画像やサイズ、トン数など「様々なデーター」と、船の「最新の位置」を見らるホームページが有ります。
 
 
 コンテナ船です。
 
 総トン数で、1万トン前後だろうか。
 
コンテナ船
 
 
 「総トン数」とは、商船の大きさを表す「トン数」で、「船の容積」を基に定められた計算式で算出し、算出の際に、船の総容積から、どの部分を除外するか国によって異なり、世界共通ではないようです。
 
 軍艦の大きさを表す排水量の「トン数」は、水を満杯にしたプールに船を浮かべた時に、プールから溢れ出る水の量と同じ重量(アルキメデスの原理)で、船の重量と同じになります。
 
 商船の容積から算出する「総トン数」を、軍艦の「排水量」に換算すると、「総トン数」の40パーセントから50パーセント程度?になるようです。
 
 
 コンテナ船です。
 
 総トン数は、28,616トン 長さは、222メートル
 
 
コンテナ船
 
 
 国道1号線の南に広がる畑作地帯の中の農道や、国道1号線の脇の歩道や側道を早朝散歩していると、海上コンテナを積んだ大型トレーラーが、国道1号線の上り車線、下り車線共に結構沢山通ります。
 
 また、浜名バイパスの坪井インターと、浜松環状道路が繋がっている辺りの畑作地帯の農道や、浜松環状道路の脇の歩道を早朝散歩していると、浜名バイパスから下りて来た、海上コンテナを積んだ大型トレーラーが、結構沢山、浜松環状道路を北上して行きます。
 
 海上コンテナには、「EVERGREEN」、「BEACON」、「OOCL」、「CAI」、「CMA COM」、「MOL」、「MAERSK」、「tex」、「WAN HAI」、「K LINE」、「NYK LINE」、「NYK LOGISTICS」、「YANG MING」、「Hapag-Lioyd」、「SINOTRANS」、「seaco」、「TRITON」、「COSCO」、「SPNG」、「SITC」、「CHINA SHIPPING」、「HANJIN」、「・・・有限公司」、「・・・集団」、「中国・・」、・・・と、海運会社名やロゴなどが描かれています。
 
 上記の他にも、さまざまな海上コンテナを積んだ大型トレーラーが通ります。
 
 
 フランスの女優のような「EVERGREEN」は、台湾の海運会社。
 
 「MAERSK」は世界で最大規模のデンマークの海運会社。
 
 「NYK ・・・」は日本郵船?
 
 「K LINE」は川崎汽船?
 
 ワニの絵が愛嬌の「MOL」は商船三井?
 
 「CHINA SHIPPING」は中国の海運会社?
 
 「・・・有限公司」、「・・・集団」は、中国企業の「自前」の海上コンテナ?
 
 「中国・・」と、中国という漢字の後ろに、「日本の漢字には無い?漢字」が描かれているのも、中国の海運会社?や中国企業の「自前」の海上コンテナ?
 
 
 コンテナ船です。
 
 総トン数で、1万トン前後だろうか。
 
コンテナ船
 
 
 コンテナ船です。
 
 総トン数で、1万トン前後だろうか。
 
コンテナ船
 
 
 コンテナ船の甲板上に積み上げられている海上コンテナの、ほとんどが、40フィートの海上コンテナ(全長12,2メートル)で、20フィートの海上コンテナ(全長6,1メートル)は比較的少ないのですが、国道1号線や浜松環状線を、40フィートの海上コンテナ(全長12,2メートル)を積んだ大型トレーラーよりは少ないのですが、20フィートの海上コンテナ(全長6,1メートル)を積んだ大型トレーラーも、結構沢山通りますので、20フィートの海上コンテナは、コンテナ船の船倉の中に積まれているのかも知れません。
 
 ちなみに、40フィートの海上コンテナが、20フィートの海上コンテナの二倍の重量の貨物を積める訳では無く、積み込める最大重量に大差は無いようです。
 
 国道1号線の南に広がる畑作地帯の中の農道を、早朝散歩していると、道幅の広い農道に、40フィートの海上コンテナを積んだ大型トレーラーが、「荷降ろしの時間待ち」で駐車していることが有り、その横を通ると結構大きな物ですが、コンテナ船に積まれている40フィートの海上コンテナを見ても、船が巨大な為か大きな物には見えません。
 
 
 コンテナ船です。
 
 総トン数は、44,234トン 長さは、266メートル
 
コンテナ船
 
 
 伊良湖港を出港して行く、「神島観光船」の「かみしま」という高速船?です。
 
 乗船定員70人ほどの船で、伊良湖港と神島港の間を定時運行していて、片道?15分ほどのようです。
 
 篠島の観光ホテルのホームページを見たら、「師崎港」に到着したら御連絡頂ければ、直ぐに高速船が御迎えにまいります、というような説明が記載して有り、その高速船とは写真のような船で、定時運行だけでなく、依頼があれば直ちに急行するのでは?
 
高速船
 
 
 船体の側面にセメントメーカーの社名が描かれていますので、セメントを運ぶ船では。
 
 
セメント運搬船
 
 
 自動車運搬船(自動車専用船)です。
 
 煙突に同じマークが描かれていますので、同じ海運会社の船では。
 
 船体の塗装の色やデザイン、船名から推測して、ある自動車メーカーの子会社の海運会社の船かも?
 
 伊良湖水道を通航して伊勢湾に出入りする船で、コンテナ船に次いで多いのが自動車運搬船(自動車専用船)で、日によっては、コンテナ船より自動車運搬船(自動車専用船)の方が多い日も有ります。
 
 国内四社?の自動車メーカーが、伊勢湾内の名古屋港と四日市港、三河湾内の三河港(豊橋港と蒲郡港)から自動車を出荷している上に、東海地方以外で生産された自動車が、商品として名古屋港に運ばれて来、輸入車も半分以上が豊橋港に運ばれて来るので、伊勢湾では自動車運搬船(自動車専用船)が沢山通航するのでは。
 
自動車運搬船(自動車専用船)
 
 
自動車運搬船
 
 
 伊良湖港の「道の駅・伊良湖クリスタルポルト」です。
 
 伊良湖港の堤防の手前の浮きとロープで囲われた水面は、「伊良湖海水浴場」ですが、朝早い為か、海水浴をしている人を見たことが有りません。
 
 公共のプールには、何時から開園し、何時に閉園しますと表示されていますので、海では有っても、海水浴場を利用できる時刻が決っているのかも知れません。
 
 水面に遊具や飛び込み台?のような物が浮いています。
 
「道の駅」兼、「海の駅」?のクリスタルポルト
 
 
 渥美半島の先端の西岸の堤防道路を、周りの景色を眺めながら早朝散歩していて、知多半島の上空と、篠島と日間賀島の上空と、佐久島の上空に、それぞれ、常に雲が浮かんでいる事に気付きました。
 
 また、「木曽三川」の河口の沖の辺りの上空にも、常に雲が浮かんでいる事に気付きました。
 
 それらの雲は、地形によって発生している上昇気流に因る雲ではと思いました。
 
島の上に発生した雲
 
 
 篠島と日間賀島の上空に浮かんでいる雲です。
 
島の上に発生した雲
 
 
 佐久島の上空に浮かんでいる雲です。
 
島の上に発生した雲
 
 
 神島の上空にも、常に雲が浮かんでいます。
 
 鳥羽市に所属する「鳥羽諸島」の上空にも、常に雲が浮かんでいます。
 
 太陽光で暖められた島や半島の地面の温度と、周りの海面の温度との温度差で上昇気流が発生して、極く小規模な積乱雲?のような雲が発生しているのでは。
 
 なお、渥美半島の先端の西岸の堤防道路に朝行くと、いつでも、愛知三島?や鳥羽諸島の上空に雲が浮かんでいる訳では有りません。
 
 毎日、上空に雲が浮かんでいたら日照不足になります。
 
島の上に発生した雲
 
 
 そういえば、渥美半島の先端の西岸の堤防道路に、朝行くと、渥美半島の先端の西岸の真上ではなく、少し東寄りの上空に雲がかかっている事が多く、風景に雲の影が入ってしまい、写真を撮り難いので、雲が通り過ぎるのを待っていても、一向に雲が通り過ぎない事が有ります。
 
 私の日頃の行いが悪い為に、常に、頭上に「暗雲が垂れ込めている」のかと思っていましたが、地形に因る雲では。
 
 なお、下の写真は、翌年の夏に、伊良湖岬遊歩道から撮った、渥美半島の先端の西岸の上空に垂れ込めている「暗雲」の「資料写真?」です。
 
渥美半島の西端の上空に浮かぶ暗雲?
 
 
 伊良湖港に停泊していた海上保安庁の巡視船が、パトロール?に出港して行きます。
 
 御前崎港に停泊している巡視船に比べて、一回りぐらい小さいように見えます。
 
 御前崎港に停泊している巡視船には、前部甲板に機関砲のような物が設置されていますが、この巡視船も武装しているのだろうか。
 
 なお、ウィキペディア(Wikipedia)を見てみると、下の写真の船は、巡視船ではなく、「はやなみ型巡視艇」で、艦首の部分に描かれているPC17は「船名・しののめ」のようです。
 
 総トン数は、110トン 長さは、35メートル
 
巡視船
 
 
 伊良湖水道や伊勢湾内で活動しているパイロットボート(水先案内の船)です。
 
 伊良湖港や豊橋港に停泊している「普通のパイロットボート」より、一回り「大きなパイロットボート」です。
 
 濃いオレンジ色に塗装されていて、高さの有るマストが巨大船の操舵席からでも見易そうです。
 
パイロットボート
 
 
 後日に撮った写真です。
 
 艦橋の上に放水銃を二つ装備しています。
 
 マストの部分にレーダーや風速風向計、「吹流し」などが見られます。
 
 船首の下部に備わっているの物は、ソナーのような物?で、超音波を受発信して、海底の地形や水深などをディスプレイに表示する装置の、超音波を受発信する部分だろうか。
 
 出入り口のドアや「手すり?」を見ると結構大きな船です。
 
 伊勢湾で活動しているパイロットボートを見ていると、相当な速度を出してい、依頼船の水先案内を終えた後に、次ぎの依頼船の水先案内をする為に、伊良湖水道に戻って来る時間を短縮できるように、スピードを出し易い船形の船体に、大馬力の機関を搭載しているのでは。
 
パイロットボート
 
 
 伊勢湾は余り水深が深くないようであり、それに対して、総トン数で16万トン級のタンカーでは、水面より下に潜っている部分の船体の深さ(喫水)が20メートル位(満載喫水)有り、水深が浅い所を通航すると座礁する危険性が有るのでは。
 
 大量の原油を積んだ巨大なタンカーが、伊良湖水道のような狭い航路で、コースを逸れて座礁して、伊勢湾内に大量の原油が流出したら、大変な環境破壊が起き、漁業を生活の糧としている多くの人々の漁場が汚染され、漁業補償金や原油の除去費用で莫大な費用が掛るのでは。
 
 また、大量のLNG(液化天然ガス)を積んだ巨大なLNGタンカーが、伊良湖水道のような狭い航路で、コースを逸れて座礁して、タンクが破損して、ガス漏れによる火災が発生したら、消火は不可能に近く?、過去のLNGタンカーの火災では、安全な海(三陸沖?)まで曳航して、LNGが燃え尽きるのを待つしかなかったのでは。
 
 なお、上記のLNGタンカーはLNGが燃え尽きる前に沈没しました。
 
 伊良湖港に停泊している「普通のパイロットボート」です。
 
 なお、下は再利用の写真です。
 
パイロットボート
 
 
 伊良湖水道や伊勢湾内でのパイロットボートの活動を見ていると、超巨大船の場合には、「大きなパイロットボート」二隻が一組になって、超巨大船の相当前方、1キロから2キロぐらい?先の航路上の左右を平行して前進して、「二隻のパイロットボートの間の、真ん中の辺りを目標にして前進して下さい」、というような形で水先案内を行なっているようです。
 
 二隻のパイロットボートが航路の左右に分かれて、平行して前進して行く事により、対向して進んで来る船に対して、「後方を、危険物を積んだ巨大船が進んで行きますので、二隻のパイロットボートの間には入らないで下さい」とメッセージして、前進して行く進路の安全を確保する目的も有るのだろうか。
 
 5万トン台のタンカーや、8万トン台、9万トン台のコンテナ船では、一隻のパイロットボートで水先案内をしていたり、「大きなパイロットボート」と、「普通のパイロットボート」が一組になって水先案内をしていたりと、水先案内の形式がさまざまですので、依頼船の側からの依頼内容や、パイロットボートの空きの都合などで、さまざまなレパートリーの水先案内をするようです。
 
 「Wikipedia」に因ると、「伊良湖水道航路(幅約1,200メートル、長さ約3,900メートル)」は「強制水先区」に指定されていて、外国船や1万トン以上の船に、有資格者の「水先人」の乗船を義務付けているようですが、内航航路のフェリーは「強制水先区」の適用を免除、「水先人」の同乗と同等以上の通航の安全性が確保されている場合には、「強制水先区」の適用を免除と、常に通り慣れている船は「強制水先区」の適用を免除されていてるようです。
 
 客船や自動車運搬船などは、数万トンの大型船でも、水先案内のパイロットボート無しで伊良湖水道を通航しています。
 
 「水先人」は、大型船や巨大船を操船するのに必要な「海技士」の資格を持っていて、「強制水先区」では、船長に代わって操船したり、操船している船長に指示したりするようです。
 
 なお、「伊勢湾海上交通センター」のホームページを見ると、船体の長さが160メートル以上の船を「大型船」、船体の長さが200メートル以上の船を「巨大船」に分類しているようです。
 
 船体の長さが160メートルとか、200メートルとかの船は、船体の長さが330メートル以上有る、「16万トン級の原油タンカー」に比べると小さいように思えますが、国内に在る有名なテレビ塔やタワーには、高さが百数十メートルのものが多く、船体の長さが160メートルとか、200メートルとかの船でも相当に大きいように思えます。
 
 だだっ広い海に浮かんでいる船を見ても、大きさの実感が湧きませんが、古い国道1号線の歩道を早朝散歩していて、車道と歩道を隔てるガードレールの所に、0.1Km間隔で、267.1Km、267.2Km、267.3Km、・・・と、国道1号線の起点からの距離を示す標識が立っていて、散歩しながら、標識の近くの反対車線の側に立っている、高くて大きい看板を目印にして、振り返って、100メートル後方を見ると、100メートルでも結構な長さであり、200メートル後方を見ると相当な長さであり、300メートル後方を見ると、原油タンカーは、これほど長くて巨大なのかと思え、これほど長くて巨大な船を、よく操船できるものだと思います。
 

 
全国の国道を管轄しているのは警察庁では無く、国土交通省では
 
 なお、上記を記載した「2016年頃」に、「古い国道一号線」が、私が住む町内に在る交差点を起点にして、豊田市を終点とする「国道301号線」に格下げ?になり、道路の上に設けられている行き先を示す案内板の数字が、「1」から「301」に書き換えられ、前記の国道1号線の起点からの距離を示す標識の、「1」の数字の上にテープを貼って、「1」の数字を隠してあります。
 
 今までは、町内を古い国道1号線と、浜名バイパスの新しい国道1号線が通っていたのに、国道1号線が二本存在すると不都合な事が有るのだろうか。
 
 
 祝!! 「1号」「301号」「1号」
 
 2019年に「国道301号線」から元通りの「国道1号線」に復帰しました。
 
 上記の、昔からの由緒有る「国道1号線」が、一時的に「三桁国道」の「国道301号線」に格下げになった後、「国道301号線」から、また元通りの「国道1号線」に復帰しました。
 
 上記に何の意味が有るのだろうか?
 
 上記により、少なからず無駄な税金が使われたのでは。
 
 上記により、カーナビメーカーや、カーナビのユーザー、地図の出版会社、道路沿いに道案内入りの看板を出している会社・店などが、少なからず不利益を被ったのでは。
 
 全国の国道を管轄しているのは警察庁では無く、国土交通省では
 
 地図で「国道301号線」のルートを確認して頂ければ、上記の行為が、どれほど不自然な行為かは明らかだと思います。 
 
 また、昔からの「古い国道一号線」の歴史を知っている人々の多くが、上記の行為が不自然で、「無理矢理に国道301号線を当地にまで引っ張って来させた」と思うのでは。
 
 「建設省」の時代からの、「古い国道一号線」の経緯を知っている「国土交通省」の人々も、上記の行為が不自然で、「無理矢理に国道301号線を当地にまで引っ張って来させた」と思うのでは。
 
 明白な意思を持って、「国道1号線」から「国道301号線」に変更したにも関わらず、車道と歩道を隔てるガードレールの所に、0.1Km間隔で、267.1Km、267.2Km、267.3Km、・・・と、国道1号線の起点からの距離を示す為に立てている標識を交換せずに、国道1号線を示す標識の、「数字の1」の上にテープを貼っただけで数年も経過させたのは、「国道1号線」から「国道301号線」に変更した最初から、「国道1号線」に戻す事を前提にしていたからでは。
 
 
 
 「三桁国道」というと、「田舎道」という感じですので、昔からの国道1号線も「ほっと胸を撫で下している」のでは。
 
 東西に延びる昔からの国道1号線と、南北に延びる浜松環状道路が交差している、西区の「坪井町」に在る交差点の手前に、国道1号線の下り車線の側の車の為に、下り車線の上に設けられている「行き先を示す案内板」です。
 
 「国道1号」の部分だけを、「案内板」に「ネジ止め」しただけのようですので、国道1号線に戻すのに、ほとんど費用を要していないのでは。
 
 なお、上記の「ネジ止め」の部分を双眼鏡で詳しく見てみたら、細長い「六角ボルト」を通して、案内板の裏側から「六角ナット」で締め付けて有ります。
 
 昔、浜松市の中心部を通っていた「国道1号線」の迂回路として、浜松市の市街地を回避するように市の東部から、弧を描くように市の南部へと延びてから、市の南西部へと延びた「国道一号線バイパス」が開通して、浜松市の中心部を通ってから、私が住む町内、舞阪、浜名湖の弁天島、新居、潮見坂、豊橋市へと延びていた「国道1号線」と、私が住む町内の交差点で合流して、「国道1号線」がコンクリート舗装からアスファルト舗装に変わった頃に、陸上自衛隊の部隊の移動で、ジープや軍用トラックに交じって、5両ぐらい?の「戦車」が自走で、時速40キロ位の速度で走行して行ったのを、中学校の教室から見た事が有りました。
 
 ちなみに、この「国道1号線」の500メートルほど?北を、昔の「東海道」の県道が東西に延びています。
 
 
国道1号線
 
 
 国道1号線の起点(東京駅の前?)からの距離を示す標識の、「1」の数字の上にテープを貼って、「1」の数字を隠してあったのを、テープを剥がしただけでは?
 
 
国道1号線
 
 
 東西に延びる昔からの国道1号線と、南北に延びる浜松環状道路が交差している、西区の「坪井町」に在る交差点の手前に、国道1号線の上り車線の側の車の為に、道路の上を跨いで設けられている「行き先を示す案内板」です。
 
 「国道1号」の部分だけを、「案内板」に「ネジ止め」しただけのようですので、国道1号線に戻すのに、ほとんど費用を要していないのでは。
 
 
国道1号線
 
 
 東西に延びる昔からの国道1号線と、南北に延びる浜松環状道路が交差している、西区の「坪井町」に在る交差点の手前に有る、浜松環状道路の上の「行き先を示す案内板」で、新しく作った?
 
 
国道1号線
 
 
 こちらは、浜松環状道路の南端に在る浜名バイパス(国道1号線)の「坪井インター」の手前の、浜松環状道路の上の「行き先を示す案内板」です。
 
 
国道1号線
 
 
 東西に延びる昔からの国道1号線の、下り車線の上に設けられている「行き先を示す案内板」です。
 
 「国道1号」の部分だけを、「案内板」に「ネジ止め」しただけのようですので、国道1号線に戻すのに、ほとんど費用を要していないのでは。
 
 
国道1号線
 
 
 浜名バイパス(国道1号線)の篠原インターの入り口の手前に在る、浜松駅方面からの国道の上に設けられている「行き先を示す案内板」です。
 
 行き先は全て国道1号線です。
 
 
国道1号線
 
 
 本件の昔からの国道1号線の上や、国道1号線と交差している道路の上に、「行き先を示す案内板」が沢山設けられていますが、その半数以上が、いまだに国道301号線の表示のままです。
 
 沢山の車が行き来する道路の上ですので、高所作業車などを使って、交通を遮断して作業をしなければならないので、簡単には元に戻せないのでは。
 
 国道の上に設けられている「行き先を示す案内板」は、「国道1号」の部分だけを、「案内板」に「ネジ止め」しただけですが、県道や市道の上に設けられている「行き先を示す案内板」は新しく作り直してあるのが、大きな違いで、地方自治体の方が、無駄な税金を多く使わせられたのでは。
 
 いまだに国道301号線の表示のままの「行き先を示す案内板」が沢山有りますが、交通量の多い交差点の近くが多くて、車を止められないので、遠くから歩道を歩いて近づかなければならない上に、本日は、雨が「ぱらついていた」ので、車が通れる側道などから、三ヶ所だけ撮りました。
 
 
国道1号線
 
 
国道1号線
 
 
国道1号線
 
 
 今朝は、久しぶりには晴れたので追加で撮りました。
 
 
国道1号線
 
 
国道1号線
 
 
国道1号線
 
 
国道1号線
 
 
国道1号線
 
 
 古い国道1号線の上では有りますが、国道を跨いでいる歩道橋に取り付けられているので、市の所有物?で、新しく作り直す?
 
国道1号線
 
 
 なお、私が車で、我が家から東の地域に行き来する際に、必ずと言っていいほど通る国道一号線の上や、国道一号線から分かれて、天竜川に架かる「遠州大橋」方面に行き来する際に、必ずと言っていいほど通る国道150号線の上に設けられている「行き先を示す案内板」には、「行き先」の表示を書き変えた(貼り替えた)、「継ぎはぎ」だらけの「不格好な案内板」が沢山見られます。
 
 
国道150号線
 
 
国道150号線
 
 
国道1号線
 
 
国道1号線
 
 
国道150号線
 
 
国道150号線
 
 
 

 
 水先案内を終えた後に、旋回して海に向かうパイロットボートと、鳥羽港や伊良湖港の方向に向かうパイロットボートが有り、海に向かうパイロットボートは、太平洋から伊良湖水道に入ってこようとする、「水先案内の依頼を請けている」次の大型船や巨大船の水先案内をし、鳥羽港や伊良湖港の方向に向かうパイロットボートは、次の水先案内まで、一旦、本拠地の鳥羽港や伊良湖港に戻るのでは。
 
 また、伊良湖水道から名古屋港や、四日市港に向かう、伊勢湾内の航路の辺りで止まっていて、名古屋港や四日市港を出港して、伊勢湾内の航路を通航して、伊良湖水道を通って、太平洋に出て行こうとする、「水先案内の依頼を請けている」大型船や巨大船を待っていて、依頼船が近づいてくると、伊良湖水道に向かって前進し始め、伊勢湾から伊良湖水道、伊良湖水道から、太平洋へと水先案内をするパイロットボートも見られます。
 
 いずれのパイロットボートも、船体の一部、あるいは、全体が濃いオレンジ色に塗装されてい、海上では、濃いオレンジ色が最も目立ち、他船から、遠方からでも早期に発見され易いのでは。
 
パイロットボート
 
 
 午前8時25分頃になり、「大型船入航予定」の予定表に記載されている「木材運搬船(木材専用船)」が、伊良湖水道を通って伊勢湾に入って来ました。
 
 総トン数は、40,245トン 長さは、199メートル
 
 ベトナムから木材を運んで来て、衣浦港に向かいます。
 
 なお、手前の濃いオレンジ色の船は「普通のパイロットボート」で、「木材運搬船(木材専用船)」の水先案内を終えて、伊良湖港に戻ろうとしている船です。
 
 後10分ほどで、16万トンのタンカーが伊良湖水道を通って伊勢湾に入って来そうです。
 
 はたして、16万トンのタンカーとは、どのような船だろうか。
 
木材運搬船(木材専用船)
 
 
 午前8時35分頃になり、「大きなパイロットボート」二隻が航路の左右に分かれて、平行して伊良湖水道を通って伊勢湾に入って来たので、16万トンのタンカーが間もなく現れると、伊良湖水道の方向を注意して見ていました。
 
 気付くと、伊良湖港の堤防の上を、タンカーの前部が既に相当前進して来てい、予想外にタンカーの船体が低くて、気付くのが遅れてしまいました。
 
 背後の神島と対比して見ると、船体の長さが相当長く、海面に出ている部分が低く、長い槍のようなイメージです。
 
原油タンカー
 
 
 総トン数は、160,007トン 長さは、332メートル
 
 アラブ首長国連邦から原油を運んで来て、四日市港に向かいます。
 
 丁度、東京タワーを横にした位の長さのようです。
 
 巨大な原油タンカーは、船体の多くの割合が、水面より下に潜っている為にボリューム感が少ないようです。
 
 「大型船入航予定」の予定表を見ると、このタンカーは石油会社の傘下の海運会社のタンカーで、四日市の石油コンビナートに、全ての原油を降ろすのではなく、数日?掛けて、四日市の石油コンビナートに半分程度?を降ろし、残った原油を積んで千葉港に向かい、千葉の石油コンビナートに残りの原油を降ろすようです?
 
 あるいは、更に、別の地域の石油コンビナートにも原油を降ろすのかも知れません?
 
 なお、写真では、船体の後端の船尾の面が見えているようにも見えますが、16万トン級の原油タンカーの船尾が大きく絞り込まれている為に、船体の後端の船尾の面かと錯覚しますが、艦橋の後方に煙突が有り、煙突の後方が船尾ですので、船体の後端の船尾の面は見えていません。
 
原油タンカー
 
 
 先ほど伊良湖港を出港して、鳥羽港へ向かった伊勢湾フェリーが、伊良湖港に帰って来ました。
 
 「伊勢湾フェリー」のホームページを見てみると、所要時間は55分のようです。
 
 肉眼でも鳥羽が見えていますので、大して時間が掛らないような印象でしたが、意外に時間が掛りますが、雄大な周りの景色を眺めていれば、時間の経つのを忘れて、「あっと言う間」に到着するのでは?
 
 伊良湖から鳥羽まで陸路で行くと、一度、名古屋を経由して行く事になるので、高速道路を使っても、4時間近く掛り、その労力や時間、高速代、燃料代などを考えると、伊勢湾フェリーの方が便利で得だと思います。
 
 運賃を見てみると、2016年8月の時点で、車の長さ4メートル以上5メートル未満で、「車一台+運転手一名」で、片道約7,000円、往復約12,000円ですので、利便性を考えると安いのではと思います。
 
 一度の観光旅行で、「伊勢志摩」と、「渥美半島」を観光するのに便利では。
 
伊勢湾フェリー
 
 
 午前9時頃になり、「大きなパイロットボート」二隻が航路の左右に分かれて、平行して伊良湖水道を通って伊勢湾に入って来たので、二隻目の16万トンのタンカーが間もなく現れると、伊良湖水道の方向を注意して見ていました。
 
 伊良湖港の堤防の上を、赤いタンカーの前部が、ゆっくりと進んで来るのが見え、このタンカーも船体が低いです。
 
 背後の神島と対比して見ると、船体の長さが相当長く、海面に出ている部分が低く、長い槍のようなイメージです。
 
原油タンカー
 
 
 総トン数は、164,533トン 長さは、332メートル
 
 サウジアラビアから原油を運んで来て、名古屋港に向かいます。
 
 丁度、東京タワーを横にした位の長さのようです。
 
 巨大な原油タンカーは、船体の多くの割合が水面より下に潜っている為にボリューム感が少ないようです。
 
 更に巨大な原油タンカーがないものかと、他の地域の「海上交通センター」のホームページの、「大型船入航予定」の予定表も見てみましたが、最大で16万トン台の原油タンカーが多く、最大で16万トン台程度のタンカーがコスト的に最も有利なのだろうか。
 
原油タンカー
 
 
 このタンカーの場合には、水先案内のパイロットボートは、伊良湖水道を通過した少し先で水先案内を終了しました。
 
 前方には広大な伊勢湾が広がっているだけですので、航路を外れない限り危険は無いのでは。
 
 写真では、パイロットボートが水先案内を終えて、右に旋回し始めています。
 
 なお、さまざまなパイロットボートの水先案内を見ていると、巨大船や超巨大船を、伊良湖水道航路の部分だけ水先案内する場合と、目的地の港の方まで、引き続き水先案内して行くパイロットボートが見られます。
 
水先案内
 
 
 「伊勢湾海上交通センター」のホームページで、「大型船入航予定」の予定表を見たら、明日の朝、伊良湖水道を8万トン台と、9万トン台のコンテナ船と、5万トン台のタンカーが通航する事になっていたので、明日の朝、晴れていたら、早朝散歩がてら行ってみようと思いました。
 
 翌朝になり、天気予報が「晴れ」になってい、空を見て星が見えていたので、午前4時23分頃に自宅を出発して、浜名バイパス(国道1号線バイパス)と、渥美半島の表浜街道(国道42号線)をひた走り、午前5時35分頃に伊良湖に到着しました。
 
 
 コンテナ船です。
 
 総トン数は、26,681トン 長さは、199メートル
 
コンテナ船
 
 
 コンテナ船です。
 
 総トン数は、93,750トン 長さは、335メートル
 
 先日、伊良湖水道を通航した、16万トンの原油タンカーより少しだけ長いです。
 
 東京タワーを横にした長さより、わずかに長いようです。
 
 同じ総トン数なら、輸送コスト重視のタンカーより、スピード重視で船体が細長いコンテナ船の方が長く、「伊勢湾海上交通センター」のホームページの、「伊良湖水道航路通航船舶写真」のページを見てみると、コンテナ船には長さが397メートルの船も有るようですので、伊良湖水道航路を通航したら見てみたいです。
 
 さまざまなコンテナ船を見ていると、大きいコンテナ船ほど、コンテナの上にコンテナを沢山積み上げてい、大きい船ほど横幅が広いので、相対的に重心が低くなり、コンテナを沢山積み上げても安定が良いのだろうか。
 
 中古の海上コンテナの販売会社のホームページに、海上コンテナには、定格重量のコンテナを、9段積み上げる事のできる強度が有ると記載されています。
 
コンテナ船
 
 
 伊良湖港に停泊していた海上保安庁の巡視船が、パトロール?に出港して行きます。
 
 先日、伊良湖港を出港して行った巡視船とは別の船のようです。
 
 艦橋の側面に電光表示板が取り付けられてい、艦橋の上と、マストの上に放水銃を装備しています。
 
 過去に、渥美半島の先端の西岸の堤防道路で伊勢湾を見ていたら、巡視船の艦橋の側面に取り付けた電光表示板に、「行方不明者捜索中」と表示されていました。
 
 なお、巡視船の船尾に「日の丸の旗」が掲げられているのは、この日が祝日だからでは。
 
 祝日ではない、土曜日にも、巡視船の船尾に「日の丸の旗」が掲げられていたので、祝日と土日に「日の丸の旗」を掲げるのかも知れません。
 
 なお、ウィキペディア(Wikipedia)を見てみると、下の写真の船は「巡視船」ではなく、「はまぐも型巡視艇」で、艦首に描かれているPC23は「船名・あゆづき」で、「消防巡視艇」とも称されているようです。
 
 総トン数は、110トン 長さは、35メートル
 
巡視船
 
 
 伊良湖水道の辺りは潮通しが良くて、魚が沢山いるのか、伊良湖水道の辺りには沢山の漁船が漁をしています。
 
 網を使って漁をしているようには見えませんので、釣りで、浜値の高い魚や、大物の魚を釣っているのでは。
 
 篠島や日間賀島の民宿には、漁師が経営している民宿も有り、自分の民宿で出す料理に使う魚を、民宿の主人自ら獲っている漁船も有るかも知れません。
 
 漁師自らが営んでいる民宿には、主人自らが獲って来た、新鮮な魚料理を提供する事を、売り物にしている民宿も有ると思いますが、毎日、充分な魚が獲れるとは限らないので、魚が足りない日には、仲間の漁師に融通してもらったり、仲買人から買ったりして料理を提供するのだろうか。
 
 そのような日でも、宿泊客に夕膳を出す際に、「おかみさん」が、「主人が伊良湖水道で獲って来た魚を使いました」、「潮流が激しい所の魚で、身が締まっていて美味しいですよ」、などと言うのだろうか。
 
 あるいは、正直に、「うちの旦那は腕が悪くて、余り魚が獲れなかったので、仲間の漁師に伊良湖水道で獲って来た魚を融通してもらって使いました」、「潮流が激しい所の魚で、身が締まっていて美味しいですよ」、などと言うのだろうか。
 
 帰りに、伊良湖ビューホテルの辺りの高い位置の道路から、伊良湖水道を見たら、伊良湖水道の太平洋側の海でも、更に沢山の漁船が漁をしていました。
 
 伊良湖水道を通航した後、名古屋港や四日市港に向かう船は、伊勢湾を、西北方向に向けて、航路を一直線に進んで行きますが、この航路は浚渫されていて潮通しが良いのか、この航路の辺りでも沢山の漁船が漁をしています。
 
 
 タンカーです。
 
 総トン数は、57,702トン 長さは、243メートル
 
 総ての船かは分かりませんが、大きな船の多くが、船体の喫水線より下の部分を赤茶色?に塗装しています。
 
 このタンカーは、喫水線より下の部分が大きく海面から上に出ていますので、貨物を積んでいないか、ほとんど積んでいないかの「空船」に近い状態のように見えます。
 
 また、「伊勢湾海上交通センター」のホームページに掲載されている、「大型船入航予定」の予定表に、「危」と記されていませんでしたので「空船」では。
 
 国内の港から国内の港でしたので、発着港を記載しませんでしたが、「四日市」か「名古屋」の石油コンビナートで、原油を精製して得られた「石油製品」を、日本各地に配送しているのかも知れません。
 
 船体の喫水線が海面より下に潜っている船は「過積載」では?
 
タンカー
 
 
 客船です。
 
 総トン数は、15,795トン 長さは、199メートル
 
 太平洋フェリーの「きそ」というフェリーで、名古屋と仙台、苫小牧を結んで運行しています。
 
 太平洋フェリーのホームページで、客室のタイプを見てみると、上のクラスの客室は、ロイヤルスイートルーム、スイートルーム、セミスイートルームと、「高級ホテル」のようであり、ホテルに宿泊しているだけで目的地に着くという感じです。
 
 客室のレイアウトを見ると、客室のクラスが下がるほど、上層階になるようですが、上層階ほど揺れが大きく、船酔いし易いからだろうか。
 
 お金に余裕が有れば、シャワートイレ付きで、最も下のクラスの「特等客室」で、夏に車で北海道に観光に行ったら、北海道まで車を運転しないで行け、快適で楽しそうです。
 
客船
 
 
 コンテナ船です。
 
 総トン数は、80,942トン 長さは、299メートル
 
 世界で最大規模の、デンマークの海運会社の船のようです。
 
コンテナ船
 
 
 渥美半島の先端の西岸の堤防道路から、伊良湖の対岸の鳥羽の方向を撮った写真です。
 
 写真の左端が伊良湖岬で、その西の海に浮かぶ神島、伊良湖港の堤防の先端の赤い航路灯の背後の島が、鳥羽の東の海に浮かぶ菅島、菅島の北の海に浮かぶ島が、鳥羽諸島で最大の答志島で、それらの背後は対岸の伊勢志摩です。
 
伊良湖から鳥羽
 
 
 地図で見てみると、伊良湖港と鳥羽港の間の距離は、10キロ程のようです。
 
 鳥羽港の手前の海に「坂手島」という小さな島が在って、鳥羽港を直接見れませんが、鳥羽港の背後の小高い所に、並び立っている観光ホテルなどを肉眼でも見れます。
 
 右側に見える鳥羽国際ホテルと、左側の鳥羽小涌園、鳥羽シーサイドホテル、アルティア鳥羽などの観光ホテルが並び立っている所、との間の辺りに鳥羽港が在るようです。
 
鳥羽
 
 
 「伊勢湾海上交通センター」のホームページで、「大型船入航予定」の予定表を見たら、明日の朝、伊良湖水道を16万トンのタンカーや、8万トンのコンテナ船、5万トンの「ばら積み船」などが通航する事になっていたので、明日、早朝散歩がてら行ってみようと思いました。
 
 また、明日は8月27日で、そろそろミンミンゼミの鳴き声の聴き納めの時期ですので、ミンミンゼミの鳴き声を聴いておきたいと思いました。
 
 翌朝になり、伊良湖の天気予報が、「曇りから晴れ」と回復傾向のようでしたので、午前4時21分頃に自宅を出発して、浜名バイパス(国道1号線バイパス)と、渥美半島の表浜街道(国道42号線)をひた走り、午前5時34分頃に伊良湖に到着しました。
 
 渥美半島の表浜街道(国道42号線)を西進する途上、道路脇から「コオロギ」や「スズムシ」の鳴き声が聴こえてきて、秋の近づきを感じました。
 
 
 コンテナ船です。
 
 総トン数は、16,988トン 長さは、172メートル
 
 未だ少し薄暗くて写りが良くありません。
 
コンテナ船
 
 
 ローロー船です。
 
 総トン数は、48,506トン 長さは、265メートル
 
 なお、ローロー船とは、クレーンを使わずに、船と岸壁の間にスロープを架けて、車両を使って、船に貨物を積み込んだり、船から貨物を降ろしたり出来る構造の船で、フェリーから乗客を乗せる部分を除いたような船のようです。
 
 広い意味では、自動車運搬船もローロー船に含まれるようです。
 
 パイロットボートのように鮮やかなオレンジ色の船体であり、周りの船に見落とされる心配が無いのでは。
 
ローロー船
 
 
 伊良湖水道から名古屋港や、四日市港、衣浦港、三河港に向かう伊勢湾内の航路です。
 
 衣浦港や三河港に向かう船も、伊良湖水道を通航して伊勢湾に入って来た後、名古屋港や四日市港に向かう船と同じ航路を、西北の方向に航行して行き、知多半島の南方の辺りから進路を変えて北に向かい、その後、進路を北北東や、北東に変えて衣浦港や三河港に向かいます。
 
 写真の左側の二隻は、伊良湖水道から、伊勢湾内の航路を航行して、名古屋港や四日市港に向かう船で、右側の船は、名古屋港か四日市港を出港して、伊勢湾内の航路を航行して、伊良湖水道を通って太平洋へ出て行こうとしている船です。
 
 名古屋港や四日市港に向かう船は、徐々に小さくなっていき、伊勢湾の水平線の先に消えて行きます。
 
 地図で見ると、名古屋港と四日市港は距離的には近いように見えますが、四日市港に向かう船は、途中から西北西の方向に進路を変えて航行して行きますので、名古屋港に向かう航路と、四日市港に向かう航路は、途中で分かれているのかも知れません。
 
 未だ少し薄暗くて写りが良くありません。
 
 伊勢湾は、総取扱貨物量や輸出額、自動車輸出台数などが日本一の名古屋港や、石油コンビナートが在り、総取扱貨物量が国内13位の四日市港、外車輸入台数が国内1位で、自動車輸出台数が国内2位の三河港(豊橋港と蒲郡港)、総取扱貨物量二千万トンの衣浦港など、主要な港に出入りする船が通航するので、大型船や巨大船が沢山通航するのでは。
 
伊勢湾内の航路
 
 
 コンテナ船です。
 
 総トン数は、80,609トン 長さは、299メートル
 
 先日、伊良湖水道を通航した、デンマークの海運会社のコンテナ船とよく似ていますが、「船名」と「総トン数」が異なりますので、同じ海運会社の姉妹船では。
 
コンテナ船
 
 
 コンテナ船です。
 
 総トン数は、40,168トン 長さは、260メートル
 
コンテナ船
 
 
 自動車運搬船(自動車専用船)です。
 
 総トン数は、38,577トン 長さは、199メートル
 
自動車運搬船(自動車専用船)
 
 
 船の総トン数は、199トン、299トン、499トン、749トン、999トン、・・・と、「切りの悪い」トン数になっていますが、海技士免許にも、自動車運転免許の普通、中型、大型のように、操船できる船の総トン数の制限が有ることや、接岸料、税金、保険料、傭船料、その他さまざまな規制が有ることが関係しているようです。
 
 例えば、総トン数500トン以上の船だと、コックを乗せないといけない?
 
 内航海運に沢山使われている499トン型や、749トン型の貨物船を、内航海運会社や造船所のホームページで見てみると、
 
 499総トン型貨物船
 全長 68.6メートル
 載貨重量 1710トン
 
 748総トン型貨物船兼砂利運搬船
 全長 70メートル
 載貨重量 2330トン
 
 499総トン型貨物船
 全長 68.6メートル
 載貨重量 1710トン
 
 499総トン型貨物船
 全長 69メートル
 載貨重量 1690トン
 
 499総トン型貨物船
 全長 69メートル
 載貨重量 1620トン
 
 749総トン型貨物船兼砂利運搬船
 全長 70メートル
 載貨重量 2300トン
 
 499総トン型貨物船
 全長 68.6メートル
 載貨重量 1710トン
 
 499総トン型貨物船
 全長 68.6メートル
 載貨重量 1710トン
 
 749総トン型貨物船
 全長 79メートル
 載貨重量 2350トン
 
 499総トン型貨物船兼砂利運搬船
 全長 61メートル
 載貨重量 1670トン
 
 載貨重量トン数には、船に積み込む「燃料」や「清水」、食料、人員など、船の重量以外の総ての重量が含まれていますので、実際に積める貨物の重量は、載貨重量から、それらの重量を除いた重量になります。
 
 一般的な貨物船は、総トン数の3倍程度の重量の貨物を積めるようです。
 
 総トン数が16万トン級の原油タンカーの載貨重量トン数は、30万トン位のようですので、30万トン近い重量の原油を積めるようです。
 
 タンカーに積める原油の重量が、総トン数の2倍弱と小さいのは、原油の比重が小さく、積み込む為の容積が大きくなる(貨物が、かさ張る)からでは?
 
 LNG(液化天然ガス)タンカーや石炭専用船も、総トン数の割りに載貨重量トン数が少ないようですが、液化天然ガスや石炭の比重が小さくて、積み込む為の容積が大きくなる(貨物が、かさ張る)からでは?
 
 
 「伊勢湾海上交通センター」のホームページに掲載されている、「大型船入航予定」の予定表を見ていると、船の長さが199メートルと、「切りの悪い」長さの船が目につきます。
 
 総トン数で4万トンの木材運搬船や、総トン数で3万8千トンの自動車運搬船(自動車専用船)の長さが199メートルというのは、相当な「ずんぐりむっくり」の「寸詰まり」の形状のように見えます。
 
 巨大船に分類される「船の長さが200メートル以上」だと、夜間の航行制限など、何か不便な事が有るのかも知れません。
 
 船の長さが制限される要因は、日本の法令や税制、港湾の事情などだけではなく、外国の法令や税制、港湾の事情なども関係しているのかも知れません。
 
 
 大型船ではないタンカーやガット船、LPGタンカーなど、さまざまな船が沢山、伊良湖水道を通航して行きます。
 
 内航海運では、このような船が多いようです。
 
 なお、下の写真のようなタンカーは、原油を精製して得られた「石油製品」を運んでいるようです。
 
 ガット船はクレーンを装備していて、クラブバケットを使って、土砂や砂利、鉱石など、「バラバラ?の物」を積み降ろしできる構造の船です。
 
船
 
 
 
船
 
 
 
 鳥羽の東の海に浮かぶ、鳥羽諸島で最大の答志島の市街地です。
 
 答志島には三ヶ所の地区が在るようで、その内の一ヶ所の地区の市街地のようです。
 
 答志島は、愛知三島?の篠島や日間賀島より人口が多いようです。
 
 鳥羽市のホームページで、答志島の宿泊施設のリストを見てみると、ホテルや旅館、民宿などが沢山有り、本格的な離島ではなく、本土から直ぐに行ける島は、お手軽な娯楽や観光?として需要が有るようです。

 
答志島
 
 
 コンテナを積み下ろしする為のクレーンを装備したコンテナ船です。
 
 総トン数は、18,619トン 長さは、193メートル
 
コンテナ船
 
 
 「大きなパイロットボート」と、「普通のパイロットボート」が一組になって水先案内をして、伊良湖水道を通って伊勢湾に入って来たので、間もなく、「大型船入航予定」の予定表に記載されている、5万トンの「ばら積み船」が、伊良湖水道を通航して伊勢湾に入って来そうです。
 
 「普通のパイロットボート」の方は水先案内を終えて、右に旋回して伊良湖港に戻ろうとしています。
 
ばら積み船
 
 
 ばら積み船です。
 
 総トン数は、59,842トン 長さは、249メートル
 
 タンカーのように船体が低いので、最初に見た時に、タンカーかと思いましたが、この船が「ばら積み船」です。
 
 オーストラリアから石炭?を運んで来て、衣浦港に向かいます。
 
 衣浦港の東岸に、中部電力の碧南火力発電所が在り、総発電量410万キロワット、5基の発電施設全てが「石炭火力発電」ですので、火力発電所で使う燃料の石炭を運んで来たのでは。
 
 船の代理店が中部電力グループの企業で、その企業の事業の一つとして、「碧南火力発電所で出た石炭灰の販売」を行なっていますので、碧南火力発電所で使う石炭を運んで来たのだと思います。
 
ばら積み船
 
 
 「大きなパイロットボート」一隻で、「ばら積み船」を水先案内して衣浦港に向かいます。
 
 なお、パイロットボートと「ばら積み船」の間の船は、名古屋港や、四日市港に向かう伊勢湾内の航路を航行している船です。
 
 また、「大きなパイロットボート」の直ぐ右に、名古屋港や、四日市港に向かう伊勢湾内の航路を航行している船が、艦橋の上部だけを残して、伊勢湾の水平線の先に消えて行こうとしています。
 
ばら積み船
 
 
 「ばら積み船」は、知多半島と、知多半島の東の海に浮かぶ、篠島や日間賀島との間の海を通航して、衣浦港に向かいました。
 
 「ばら積み船」の前方を、パイロットボートが前進して行っていますので、衣浦港まで水先案内をするようです。
 
 チッタナポリのマンションから、眼下の海に、衣浦港に出入りする巨大船や大型船を始め、さまざまな船の通航を見れるようです。
 
 なお、前方に見えている高い煙突は、中部電力の武豊火力発電所の煙突で、中部電力の碧南火力発電所は更に北方に在ります。
 
 写真の光景を見ると、チッタナポリは、なかなか魅力的に見えます。
 
 余り高さは有りませんが、階段状にマンションが並んでいる辺りが、一戸建てに近くて良いかも?
 
ばら積み船
 
 
 渥美半島の西端の北部に在る、中部電力の渥美火力発電所の北の端の辺りの、堤防道路から撮った、中部電力の碧南火力発電所です。
 
 発電所の地上に近い部分は、知多湾の水平線の下に隠れているようです。
 
 冬になると、煙突から、白い水蒸気の煙が、モクモクと勢いよく湧き出るように出ています。
 
 総発電量410万キロワットと規模が大きいので、煙突から、白い水蒸気の煙が大量に出るのでは。
 
 飛んでいる鳥が「アホウ鳥」でないと良いのですが。
 
中部電力の碧南火力発電所
 
 
 上記と同じ撮影位置から、冬に撮った中部電力の碧南火力発電所です。
 
 水平線の上が「蜃気楼」のように見えます。
 
 間近に見える中部電力の渥美火力発電所の煙突からは、煙突の上で大気がゆらいでいるだけで、白い水蒸気の煙が全く出ていませんが、燃料が「石炭」と「石油」と異なる為だろうか。
 
 北西の名古屋方向に、同様の白い水蒸気の煙が何ヶ所かで立ち昇っていますが、火力発電所や大量の燃料を使う工場だろうか。
 
中部電力の碧南火力発電所
 
 
 「大きなパイロットボート」二隻が、航路の左右に分かれて、平行して伊良湖水道を通って伊勢湾に入って来たので、間もなく、「大型船入航予定」の予定表に記載されている、16万トンの原油タンカーが、伊良湖水道を通航して伊勢湾に入って来そうです。
 
パイロットボート
 
 
 伊良湖港の堤防の上を、タンカーが、ゆっくりと進んで来るのが見え、このタンカーも船体が低いです。
 
 伊良湖港の堤防の先端の赤い航路灯の辺りで釣りをしている人々も、巨大な船なので、一応見ているようです?
 
原油タンカー
 
 
 総トン数は、160,058トン 長さは、333メートル
 
 ペルシャ湾から原油を運んで来て、四日市港に向かいます。
 
 丁度、東京タワーを横にした長さと同じ長さのようです。
 
 
 海運会社のホームページを見てみると、産油国(中東)から、遠路、原油を運んで来る原油タンカーは、「載貨重量トン数」で30万トン前後が主流のようです。
 
 「載貨重量トン数」で30万トン前後の原油タンカーは、「総トン数」でいうと16万トン前後になるようです。
 
 船に飲料水や生活水を、海水から得る「海水淡水化装置」を搭載していれば、一航海分?の飲料水や生活水を積み込む必要が無いので、「総トン数」が少なくなるのかも知れません。
 
 設計が新しい原油タンカーほど、「載貨重量トン数」で30万トン前後でも、「総トン数」が減っているのかも知れません。
 
 中東と日本の間を結ぶ最短の航路の途上には、「マラッカ海峡」が在り、マラッカ海峡は水深が、最も浅い所で22メートルと浅くて、総トン数で、16万トン級の原油タンカー(載貨重量トン数、30万トン前後)は通航できても、更に巨大な原油タンカーは水深が足らなくて、マラッカ海峡を通航できないので、インドネシアの東部のジャワ島の東に在る「ロンボク海峡」を通航しなければならず、距離にして1700キロほど遠回りになり、所要日数にして3日ほど余分に掛るので、コストが増し、効率が悪くなるので、総トン数で、16万トン級の原油タンカー(載貨重量トン数、30万トン前後)が業界の主流のようです。
 
 上記のようなクラスの原油タンカー(載貨重量トン数、20万トン〜32万トン)をVLCC(Very Large Crudo Carrior)、それ以上巨大な原油タンカー(載貨重量トン数、32万トン以上)をULCC(Ultra Large Crudo Carrior)と称し、過去には、載貨重量トン数で、50万トン、60万トンの巨大なタンカーも造られましたが、上記のような理由でULCCは造られなくなり、載貨重量トン数、30万トン前後のVLCCの原油タンカーが業界の主流になったようです。
 
 上記のような、「マラッカ海峡」を通航できる最大クラスの船を、「マラッカマックス」と称し、同様に、「パナマ運河」を通航できる最大クラスの船を「パナマックス」、「スエズ運河」を通航できる最大クラスの船を「スエズマックス」と称するようです。
 
 なお、「マラッカマックス」と称されるVLCCのタンカーであれば、一日24時間、いつでも「マラッカ海峡」を通航できる訳ではなく、VLCCでも、より大きいクラスのタンカーは、潮の干満による潮位差2メートルの内の、高潮位の時間帯にしか通航できないようです。
 
 海峡や運河など地形的な要因で、通航できる船の大きさには限界が有り、船は巨大であれば有るほど、輸送コストが安くなるとは限らないようです。
 
原油タンカー
 
 
 「伊勢湾海上交通センター」のホームページで、「大型船入航予定」の予定表を見たら、今朝、伊良湖水道を13万トンのLNGタンカーが通航する事になっていたので、早朝散歩がてら行ってみようと思いました。
 
 前回の8月27日に、ミンミンゼミの鳴き声が聴こえていましたが、鳴いているミンミンゼミが少なくなっていました。
 
 8月31日ですが、未だ、ミンミンゼミの鳴き声が聴けるだろうか。
 
 午前4時50分頃に自宅を出発して、浜名バイパス(国道1号線バイパス)と、渥美半島の表浜街道(国道42号線)をひた走り、午前6時頃に伊良湖に到着しました。
 
 
 コンテナ船です。
 
 総トン数は、32,551トン 長さは、199メートル
 
 今までに見た事の無い形態のコンテナ船です。
 
 船体の上にガントリークレーンのような設備が載ってい、多分、甲板の左右の端に、甲板の前部から、後部までレールが設けられていて、そのレールの上をクレーンが移動でき、埠頭から船倉の中や甲板上にコンテナを積み込んだり、船から埠頭にコンテナを降ろせるのでは。
 
 コンテナ船の最先端を行っていて、旧来の、港の埠頭に設けられているガントリークレーンなどに頼らないと、コンテナを積み降ろしできないような、古参のコンテナ船に嫉妬されるかも?
 
コンテナ船
 
 
 「大きなパイロットボート」二隻が、航路の左右に分かれて、平行して伊良湖水道を通って伊勢湾に入って来たので、間もなく、「大型船入航予定」の予定表に記載されている、13万トンのLNGタンカーが、伊良湖水道を通航して伊勢湾に入って来そうです。
 
パイロットボート
 
 
 伊良湖港の堤防の上を、LNGタンカーが、ゆっくりと進んで来るのが見えました。
 
 船体の上に球形のタンクが、船の前後方向に5つぐらい並んでいる、一般的な?LNGタンカーとは外観が異なります。
 
LNGタンカー
 
 
 総トン数は、136,410トン 長さは、315メートル
 
 ちなみに、船名でネット検索してみたら、この船の横幅は、50メートルのようです。
 
 ビルの1階分の高さを4メートルと仮定すると、船体の横幅が、12階建てのビルの高さぐらい有ることになり、相当な横幅だと思います。
 
 カタールからLNG(液化天然ガス)を運んで来て、四日市港に向かいます。
 
 なお、LNG(液化天然ガス)は、都市ガスとして使う割合より、LNG火力発電所で燃料として使う割合の方が多いようです。
 
 中部電力のホームページで、火力発電所の一覧を見てみると、重油・原油を燃料にしている火力発電所よりも、LNG(液化天然ガス)を燃料にしている火力発電所の方が多いようです。
 
 LNG(液化天然ガス)は石油や石炭より二酸化炭素の排出量が少なくて、クリーンな燃料で、埋蔵量も多いようです。
 
 「伊勢湾海上交通センター」のホームページの、「大型船入航予定」の予定表に、ロシアからのLNGタンカーも時々記載されてい、LNG(液化天然ガス)は中東や、オーストラリア、東南アジア、ロシアと、中東への依存度の高い石油に比べて供給源を分散できるので、石油より安定需給?できるのでは。
 
原油タンカー
 
 
 一般的な?LNGタンカーです。
 
 以前に撮った写真です。
 
LNGタンカー
 
 
 一般的な?LNGタンカーです。
 
 以前に撮った写真です。
 
LNGタンカー
 
 
 四日市港まで水先案内をして行くようです。
 
 なお、手前に見えているパイロットボートは、航路の辺りに止まっていて、依頼船が来るのを待っているようです。
 
LNGタンカー
 
 
 既に、二隻のパイロットボートは伊勢湾の水平線の先に消えて行き、LNGタンカーも艦橋の上部を残して水平線の先に消えて行ってい、間もなく、完全に水平線の先に消えて行きそうです。
 
LNGタンカー
 
 
 「伊勢湾海上交通センター」のホームページで、「大型船入航予定」の予定表を見たら、明日の朝の6時00分に11万トンの外洋クルーズ船(豪華客船)、7時00分に9万トンのLNGタンカーが、伊良湖水道を通航する事になっているので、明日の朝、晴れていたら、早朝散歩がてら行ってみようと思いました。
 
 翌朝になり、天気予報が「晴れ」になってい、空を見て星が見えていたので、午前3時58分頃に自宅を出発して、浜名バイパス(国道1号線バイパス)と、渥美半島の表浜街道(国道42号線)をひた走り、午前5時9分頃に伊良湖に到着しました。
 
 
 コンテナ船です。
 
 総トン数は、41,479トン 長さは、263メートル
 
 先日、伊良湖水道を通航したコンテナ船とよく似ていますが、「船名」と「総トン数」が異なりますので、同じ海運会社の姉妹船では。
 
コンテナ船
 
 
 渥美半島の先端の西岸の堤防道路を、周りの景色を眺めながら早朝散歩していて、午前6時頃になり、「大きなパイロットボート」が一隻、伊良湖水道を通って伊勢湾に入って来たので、間もなく、「大型船入航予定」の予定表に記載されている、11万トンの外洋クルーズ船が、伊良湖水道を通航して伊勢湾に入って来そうなので、伊良湖水道の方を注意して見ていたら、いつも見ている太平洋フェリーの「きそ」や、「いしかり」より大きい客船が、伊良湖港の堤防の上を、ゆっくりと進んで来るのが見えました。
 
豪華客船
 
 
 総トン数は、115,906トン 長さは、290メートル
 
 韓国から来て、名古屋港に向かいます。
 
 「ダイヤモンド・プリンセス」という外洋クルーズ船(豪華客船)で、イギリスの船会社が所有していて、主に太平洋で外洋クルーズを行なってい、日本発着のクルーズが最も多いようです。
 
 「ダイヤモンド・プリンセス」の姉妹船で、「サファイヤ・プリンセス」という外洋クルーズ船(豪華客船)も、日本の同じ造船所で建造されているようです。
 
 日本で建造された外洋クルーズ船(豪華客船)では、二番目に大きい船のようです。
 
 なお、日本で建造された外洋クルーズ船(豪華客船)で、一番大きい船は「アイーダ・プリマ」と「アイーダ・ペルラ」?
 
豪華客船
 
 
 「伊勢湾海上交通センター」のホームページの、「大型船入航予定」の予定表に載っていなかった、大型船ではないコンテナ船です。
 
 総トン数は、2,464トン 長さは、110.72メートル
 
 上記の数値は、このコンテナ船を所有している海運会社の、ホームページに記載されていた数値です。
 
 コンテナ積載量は、約400TEUで、1TEUで20フィートコンテナ1個、2TEUで40フィートコンテナ1個を積載できますので、20フィートコンテナ400個、あるいは、40フィートコンテナ200個を積載できるようです。
 
 このコンテナ船を所有している海運会社とは異なる、世界で最大規模の、デンマークの海運会社の海上コンテナを積んでいたので、このコンテナ船を所有している海運会社のホームページを見てみたら、「内航フィーダー輸送」と言って、日本の主要港と国内各地の港を結び、外貿コンテナの、国内での二次輸送を行なっている船のようです。
 
 大型コンテナ船や、巨大コンテナ船は国内の主要港にしか寄港しないので、主要港と国内各港とを、小型コンテナ船で接続する海運サービスのようです。
 
コンテナ船
 
 
 渥美半島の先端の西岸の堤防道路を、周りの景色を眺めながら早朝散歩していて、午前7時頃になり、「大きなパイロットボート」二隻が、航路の左右に分かれて、平行して伊良湖水道を通って伊勢湾に入って来たので、間もなく、「大型船入航予定」の予定表に記載されている、9万トンのLNGタンカーが、伊良湖水道を通航して伊勢湾に入って来そうなので、伊良湖水道の方を注意して見ていたら、伊良湖港の堤防の上を、LNGタンカーが、ゆっくりと進んで来るのが見えました。
 
 船体の上に球形のタンクが、船の前後方向に5つぐらい並んでいる、一般的な?LNGタンカーとは外観が異なります。
 
LNGタンカー
 
 
 総トン数は、97,754トン 長さは、285メートル
 
 オーストラリアからLNG(液化天然ガス)を運んで来て、名古屋港に向かいます。
 
 船体の上に球形のタンクが、船の前後方向に5つぐらい並んでいなくても、LNGタンカーだと良く分かります。
 
 お洒落で、且つ、精悍に見えます。
 
 「大きなパイロットボート」二隻で、名古屋港まで水先案内をして行くようでした。
 
 「伊勢湾海上交通センター」の、「大型船入航予定」の予定表に、「タンカー」と「ガスタンカー」は全て「危」と記されていますが(「空船」は除く)、原油タンカーは船体が二重構造になっている上に、多数のタンクに分かれていて、対向して進んで来る船に「万が一」衝突されても、原油が大量に流出する危険が少ないのに対して、LNGタンカーは、対向して進んで来る船に「万が一」衝突されて、ガスタンクが破損したら火災が発生して、重大な事態になるので、目的地の港までパイロットボートが先導して行くのでは。
 
 国道を、特に「長大な物」や「重量物」を積んだ大型トレーラーが走行する際に、大型トレーラーの前後を、「先導車」と表示した車が走行しているのを見ますが、パイロットボートも水先案内だけでなく、対向して進んで来る船に注意を促して、「先導」して行く役割もしているのでは。
 
 「伊勢湾海上交通センター」の、「大型船入航予定」の予定表に、「巨」+「危」と記されている船は、特に見応えの有る船です?
 
LNGタンカー
 
 
 今朝も伊勢湾内の航路を、さまざまな船が通航していました。
 
伊勢湾の航路
 
 
 「伊勢湾海上交通センター」のホームページで、「大型船入航予定」の予定表を見たら、数日後の朝の8時45分と、9時00分に、伊良湖水道を16万トン級のタンカーが二隻通航する事になっているので、当日の朝、晴れていたら行ってみようと思いました。
 
 当日になり、伊良湖の天気予報が「曇りのち晴れ」になっていたので、車に折り畳み式の自転車を積んで、午前5時53分頃に、自宅を出発して、浜名バイパス(国道1号線バイパス)と、渥美半島の表浜街道(国道42号線)をひた走り、午前7時5分頃に伊良湖岬の手前に在る、「日出の石門」の駐車場に到着しました。
 
 なお、朝の7時頃に、伊良湖水道を10万トン級のLNGタンカーが通航する予定になっていましたが、伊良湖に到着するのが遅れて、既に通航した後で、LNGタンカーは撮影できませんでした。
 
 なお、下は再利用の写真です。
 
日出の石門
 
 
 
 駐車場に車を置いて、自転車で、伊良湖岬へと延びているサイクリングロードを通って、伊良湖ビューホテルの西側のサイクリングロードの、伊良湖水道を望める「ビューポイント」に行きました。
 
 なお、下の写真は再利用の写真です。
 
伊良湖岬へと延びているサイクリングロード
 
 
 
 伊良湖ビューホテルの西側のサイクリングロードの、伊良湖水道を望める「ビューポイント」です。
 
 「日出の石門」の駐車場の脇を通って、伊良湖岬に向かう表浜街道(国道42号線)の、峠道の上り坂の最上部近くの道路の山側に、「日出の石門」を観光する為の駐車スペースが在り、そこに車を置いて、道路を渡った海側から、「日出の石門」の在る海岸に下りて行く階段の途中で、階段とサイクリングロードが交わっているので、上記の駐車スペースに車を置いて、徒歩で伊良湖水道を望める「ビューポイント」に短時間、短距離で来れますが、伊良湖岬の方にも行ってみようと思い、徒歩より足の長い自転車にしました。
 
 なお、下の写真は再利用の写真です。
 
伊良湖ビューホテルの西側のサイクリングロード
 
 
 
 伊良湖ビューホテルの西側のサイクリングロードの、伊良湖水道を望める、上記の「ビューポイント」から撮った伊良湖水道です。
 
 なお、下の写真は再利用の写真です。
 
伊良湖水道を望める「ビューポイント」
 
 
 伊良湖水道を16万トン級のタンカー二隻が通航する時刻まで、伊良湖水道を通航する船を眺めたり、自転車で恋路ヶ浜の方に行ってみたりしていましたが、8時過ぎに、伊良湖水道を望める「ビューポイント」に戻ってみたら、既に、伊良湖水道の南方の沖の海に、16万トン級のタンカー二隻が姿を現していました。
 
 写真の右端が、伊良湖水道航路を8時35分に通航する自動車運搬船(自動車専用船)です。
 
 写真の左端が、伊良湖水道航路を8時45分に通航する原油タンカーです。
 
 写真の中央寄りの沖の船が、伊良湖水道航路を9時00分に通航する原油タンカーです。
 
 写真の左寄りに、16万トン級のタンカー二隻の水先案内をする、「大きなパイロットボート」が、二隻一組で、合わせて四隻見えています。
 
 伊良湖水道航路は、東南の方向から西北の方向に向かって延びているので、太平洋から伊良湖水道に入って来ようとする船は、沖の海で徐々に旋回して、西北の方向に進路を変えて伊良湖水道に入って来ます。
 
 なお、原油タンカーは、衛星位置情報システムによる位置情報に基いて、コンピューターに制御されていて、指定した日時に、指定した位置に到着するように速度を制御されてい、伊良湖水道航路を通航する予定時刻に、予定時刻通りに通航できるように、ピッタリのタイミングで、止まることなく、伊良湖水道航路に向けて航行し続けています。
 
 16万トン級の原油タンカーは、機関(エンジン)に負担を掛けないように、徐々に速度を上げるので、停止している状態から、巡航速度に達するまでに15分ほど掛るようです。
 
伊良湖水道の南方の海
 
 
 伊良湖水道航路は、東南の方向から西北の方向に向かって延びているので、渥美半島の先端の西岸の堤防道路からや、伊良湖ビューホテルの西側のサイクリングロードの、伊良湖水道を望める「ビューポイント」からは、船を真横に近い斜め後方から撮った写真か、船を真横に近い斜め前方から撮った写真しか撮れませんので、船の横幅が分かりませんでした。
 
 伊良湖水道の南方の沖の海で、西北の方向に進路を変えて伊良湖水道に入って来る為に、徐々に旋回中の原油タンカーです。
 
 写真を見ると、原油タンカーは長さが長いだけではなく、横幅も相当に広いです。
 
 海運会社のホームページを見てみたら、16万トン級のタンカーの横幅は、60メートル位のようです。
 
 ビルの1階分の高さを4メートルと仮定すると、船体の横幅が、15階建てのビルの高さぐらい有ることになり、相当な横幅だと思います。
 
 船の方向が逆光の上に空が曇ってい、更に、距離も相当遠いので、写真の写りが悪いです。
 
 ちなみに、16万トン級のタンカーの船名には、実際にはローマ字表記ですが、「鳥海山」、「伊吹山」、「最上川」、「五十鈴川」のような山や川の名が使われていますが、日本を代表する山といえば「富士山」ではと思いますが、巨大船の船名として使われているのだろうか。
 
原油タンカー
 
 
 
原油タンカー
 
 
 神島の手前の海の伊良湖水道を通航中の自動車運搬船(自動車専用船)です。
 
 総トン数は、25,050トン 長さは、180メートル
 
伊良湖水道を通航中の自動車運搬船(自動車専用船)
 
 
 伊良湖水道航路に向かって進んで来ている原油タンカーです。
 
 なお、手前の船は大型船ではない船です。
 
原油タンカー
 
 
 伊良湖水道航路の左右に沿って、航路を示すブイが浮いています。
 
 航路の東側には赤いブイが浮いてい、航路の西側には青いブイが浮いてい、写真に写っている二つのブイは、「対」のブイではなく、航路の西側の青いブイは一つ先のブイでは。
 
伊良湖水道を通航中の原油タンカー
 
 
 神島の手前の海の伊良湖水道を通航中の原油タンカーです。
 
 なお、神島の山の中腹に見えているのが「神島灯台」のようです。
 
 「神島灯台」の所まで徒歩で行けるようですので、高所から、伊良湖水道を通航する、さまざまな船を見るのに最適では。
 
伊良湖水道を通航中の原油タンカー
 
 
 原油タンカーです。
 
 総トン数は、159,730トン 長さは、333メートル
 
 ペルシャ湾から原油を運んで来て、四日市港に向かいます。
 
原油タンカー
 
 
 原油タンカーの水先案内をして、航路の左右に分かれて平行して前進して行くパイロットボートを、右側から追い越して行くLPGタンカーです。
 
 海上では、「右側通航」の「右側追い越し」のようです。
 
パイロットボートを追い越して行くLPGタンカー
 
 
 神島の手前の海の伊良湖水道を通航中の原油タンカーです。
 
伊良湖水道を通航中の原油タンカー
 
 
 原油タンカーです。
 
 総トン数は、164,533トン 長さは、332メートル
 
 サウジアラビアから原油を運んで来て、名古屋港に向かいます。
 
 一ヶ月半ほど前に伊良湖水道を通航した船と同じ船です。
 
 インターネットで調べてみると、原油タンカーが日本と中東の間を行き来する所要日数は、往路は17日程で、復路は原油を積んでいて重いので19日程のようです。
 
 なお、原油タンカーが日本から中東に向かう際に、タンクが空だと船体が浮き過ぎて、スクリューが海面から上に出てしまい、また、船の重心が高くなって不安定になり、風や波の影響も受け易くなるので、タンクに海水を入れて喫水線を保つようにしているようです。
 
 タンカーに原油を積み込む所要日数と、タンカーから原油を降ろす所要日数を加えると、一航海のサイクルは、42日から45日程、あるいは、45日から50日程のようです。
 
 記載して有るWebページにより一航海のサイクルは「まちまち」です。
 
 この原油タンカーは、サウジアラビアと名古屋の間を往復しているようですので、他の原油タンカーも、同一の産油国と、同一の日本の港の間を往復しているのかも知れません。
 
原油タンカー
 
 
 伊良湖水道航路を通航して行った原油タンカーの後姿です。
 
 写真を見ると、原油タンカーは長さが長いだけではなく、横幅も相当に広いです。
 
原油タンカー
 
 
 未だ真っ暗な早朝から、インターネットを見ていて、余り面白いネタが無いので、暇潰しに、「伊勢湾海上交通センター」の、「大型船入航予定」の予定表を時々チェックしてい、6日後に、「豪華な朝」が記載されているのを見て、早朝散歩がてら、伊良湖に見に行こうと思っていましたが、前々日に、「大型船入航予定」の予定表をチェックしてみたら、16万トンのタンカー1隻と、15万トンのばら積み船消えていて、「余り豪華ではない朝」になってしまったので、伊良湖に見に行くのを止めた事がありました。
コンテナ船
コンテナ船
ガスタンカー
コンテナ船
ガスタンカー
タンカー
タンカー
ばら積み船
コンテナ船
28,616(t)
25,305(t)
111,128(t)
44,234(t)
99,446(t)
160,131(t)
160,134(t)
150,918(t)
68,570(t)
222m 巨
207m 巨
297m 巨 危
266m 巨
276m 巨 危
333m 巨 危
333m 巨 危
327m 巨
284m 巨
 「伊勢湾海上交通センター」の、「大型船入航予定」の予定表は、あくまで予定であり、通航日時が変更される事が有るようです。
 
「大型船入航予定」の予定表を詳細に見てみると、前日や翌日の予定に、消えた船が記載されている事が有ります。
 
 中東やオーストラリアから資源を運んで来る船の、日本への到着は、インド洋や南シナ海、南太平洋などの気象に影響されているのかも知れません。
 
 
 港で荷役作業を開始する、朝の8時頃?に間に合うようにする為か、伊良湖水道を通って伊勢湾に入って来て、目的地の港に向かう船が、午前4時台、5時台、6時台などの早朝に多く、日の出の早い夏には良いのですが、日の出が遅い冬には、朝の7時頃にならないと明るくならないので、船を見るには都合が悪いです。
 
 また、渥美半島の南岸に沿って東西に延びる「表浜街道(国道42号線)」は、午前4時、5時台は車が疎らで、ハイペースで走れますが、午前6時頃から、田舎道ながらも、徐々に車が多くなり、所要時間が長くなってきて、自分のペースで快適に走れなくなります。
 
 更に、当地域では、冬に季節風の強い西風が吹く日が多く、強い寒風の中、吹きさらしの堤防道路を早朝散歩するのは寒い上に、岸で砕けた波の飛沫(海水)が飛んできて快適では有りません。
 
 冬は伊良湖に船を見に行くには向かない季節です。
 
 
伊良湖水道・その2

 
 
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