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大怪我をした母の為に、既設の別棟のトイレでは遠いので、母屋内の母の居室の近くに新たにトイレを設けようと思い、ユニット式トイレルームや三点式のユニット式バスルームを、インターネットで色々と探しました。 その結果、住宅設備機器を販売している大阪の■■産業で、○○製のユニット式トイレルーム、あるいは、三点式のユニット式バスルームを安く買えそうでしたので、メールで見積もりを依頼しました。 翌日、■■産業の担当者からメールが届き、「製品の型番を指定するか、ショールーム見積もりでないと、見積もりを出せません」が、「当社が販売する、○○製の製品の販売価格は、定価の55パーセント・オフです」とのことでした。 家屋内の設置スペースや上下水道の配管のこともありますので、ユニット式トイレルームにするか、三点式のユニット式バスルームにするか、暫らくの期間検討していました。 その後、ユニット式トイレルームを購入することに決めて、大阪の■■産業に、先日頂いたメールの返信として、○○製のユニット式トイレルームの型番を指定して、正確な見積もりを依頼しました。 翌日、■■産業の担当者からメールが届き、「○○製の製品は近畿地区限定販売で、お住まいの地区には販売できません」が、「□□製の製品なら全国に販売できます」、「□□製の製品の販売価格は、定価の30パーセント・オフです」とのことでした。 計算してみると、定価30万円弱の○○製のユニット式トイレルームであれば、販売価格13万円台であるのに、定価60万円弱の□□製のユニット式トイレルームだと、販売価格が40万円以上となり、その差額は30万円ほどにもなります。 ユニット式トイレルームの定価には、施工業者の施工利益を含めてあり、定価30万円弱の○○製と、定価60万円弱の□□製の定価の差は、工法の違いによる施工業者の施工コストの差であり、製品の原価は、ほぼ同じであり、組み立て工事無しで、ユニット式トイレルームの資材一式を販売するだけで、販売価40万円以上は相当な暴利だと思いました。 ○○製のユニット式トイレルームの型番を指定して、正確な見積もりを依頼する際に、「納期を出来るだけ早く」と指定したことと、メールの内容から、その使用目的を悟られて、「足元を見られた」、「何と不正直な商売だろうか」と思い、「こんな汚い業者からは一切何も買わない」と決意しました。 その後、インターネットオークションで、INAX製の工場直送、新品のユニット式トイレルームを14万円強で落札しました。 二週間ほどで届いたユニット式トイレルームの資材一式を、母屋内の母の居室の近くの部屋の中に、私一人で組み立ててトイレルームを完成させました。 ユニット式トイレルームを設置した部屋の近くまで、我が家の敷地内に上下水道の配管が埋設されていますので、配管は３メートルほどであり、自分でも上下水道の配管工事を出来そうでしたが、市の上下水道に素人が繋ぐと、「もぐり工事」になるので、市指定の水道工事業者に配管工事を依頼することにしました。 先ずは、過去に、当地域に下水道が整備された際に、我が家の下水道とトイレの工事をして頂いた、地元では規模の大きい水道工事会社に、工事の見積もりをして頂いたら、職人二人で一日、工事一式12万円でした。 上記の見積もりが、高いのか安いのか分かりませんでしたので、個人経営の水道工事業者に、工事の見積もりをして頂いたら、職人二人で二日、工事一式19万数千円（ほぼ20万円）でした。 いずれの業者にも、ユニット式トイレルームの使用目的を話しましたが、一方の業者は、「ずいぶん足元を見たもんだ」「こんな不正直な業者に依頼したら、目に見えない地中の事であり、どんな手抜きをされるか分からない」と思い、正直な規模の大きい水道工事会社に工事を依頼し、職人二人で、所要時間４時間半ほどで完工しました。 上記の体験で、「世の中には、何と不正直な業者がいるものだ」、「生き馬の目を抜く世の中だ」と思うとともに、結局は、正直な業者が適正な利益を得、不正直な業者は１円にもならず、愚かな人々だと思い、不正直な人々は、不正直により一時的に暴利を得ても、それと引き換えに社会的信用を失い、いずれ、衰退して行くのではと思いました。 創業数十年（30年以上）、数百年の「老舗企業」は、「正直な商売」をモットーにしているからこそ、人々の支持を受け、現在も存続しているのではと思います。 地球規模で事業を展開してる「世界企業」も、「正直な商売」をモットーにしているからこそ、それぞれの国の人々の支持を受け、現在も繁栄し続けているのではと思います。 密約、密約、密約、・・・で、まるで、サッカーの試合のような状態では、一国の「中小企業」どまりでは。 |